兵器外観
名称 60ポンド加農砲
[60 pounder gun]
型式
製造国 英国
製造メーカー
配備国 英国等
製造初年 1904年
口径 127mm (5インチ) [mm]
口径比
砲身長 [mm]
全長 [mm]
全高 [mm]
全幅 [mm]
重量 4.4トン(9856ポンド) [kg]
腔綫
砲身材質
砲身命数 [発]
閉鎖機
平衡機
駐退複座機
最大駐退力 [kg]
後座長 [mm]
照準具
高低射角 [deg]
水平射角 [deg]
最大射程 MkI:9400m(11200ヤード)
MkII:11200m(12300ヤード)
[m]
装薬
射程距離 [m]
公算誤差
砲口初速 [m/sec]
発射速度 [発/min]
砲弾 弾丸重量:27.3kg (60ポンド)
操作人員 [人]
布設所要時間 [min]
説明  本砲は、1904年に英国で導入され、1914年ごろには主要な中砲※となり、1941年まで現役にいつづけました。本砲の口径は5インチ(127mm)で、弾丸重量は60ポンド(27.3kg)でした。最大射程は10300ヤード(9400m)でした。重量は9856ポンド(4.4トン)で、馬によって牽引され移動させていましたが、これは明らかに重量過多でした。そこでホールト装軌式蒸気トラクターで牽引できるように、車輪を追加され改修されました。1915年には、長距離移動に向いた砲架に改修されました。また、他の改造により最大射程が12300ヤード(11200m)まで向上しました。
(※当時の英国砲兵部隊は、野砲[field]、中砲[medium]、重砲[heavy]に分けられていました。中砲は師団以上の軍組織に属する砲兵部隊が運用する砲で、口径4.5〜6インチの砲でした。)
 本砲は1941年まで配備にとどまっていました。英国砲兵隊は、1930年代に、中砲を更新する必要がありましたが、財政難の障害がありました。そこで、とりあえず本砲を更新するために、1937年に空気式タイヤを付けた本砲の砲架に、新しい4.5インチ加農砲を付けたものが製造されました。
参考文献 ・「大砲撃戦 第二次世界大戦ブックス37」 Ian V Hogg著 小野佐吉郎訳 中野五郎監修
参考WebSite ・「The Long,Long Trail」
URL:http://www.1914-1918.net/arms_tactics/art_weapons.htm
備考 写真は、大英帝国戦争博物館[Imperial War Museum]にて撮影(ファイアー様提供)。
作成 2003/11/04
更新

 

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2001.8.25更新 榴弾砲format_v0.5