兵器外観
名称 4.5インチ加農砲Mk2
[4.5inch gun Mk2]
型式
製造国 英国
製造メーカー
配備国 英国等
製造初年 1941年
口径 114mm[4.5inches] [mm]
口径比
砲身長 [mm]
全長 [mm]
全高 [mm]
全幅 [mm]
重量 [kg]
腔綫
砲身材質
砲身命数 [発]
閉鎖機
平衡機
駐退複座機
最大駐退力 [kg]
後座長 [mm]
照準具
高低射角 [deg]
水平射角 [deg]
最大射程 18758 [m]
装薬
射程距離 [m]
公算誤差
砲口初速 [m/sec]
発射速度 最大:2、通常:1 [発/min]
砲弾 榴弾(弾丸重量:24.9kg)
操作人員 砲班:10 [人]
布設所要時間 [min]
説明  第二次世界大戦中の英国砲兵部隊は、野砲[field]、中砲[medium]、重砲[heavy]に分けられていた。「野砲」は、師団直轄の砲兵部隊が運用する砲で、口径4.5インチ以下の砲であった。例としては、25ポンド野砲Mk2がこれに当る。中砲、重砲は、師団以上の軍組織に属する砲兵部隊が運用する砲で、「中砲」は、口径4.5〜6インチの砲を、「重砲」は、口径6インチ以上の砲であった。
 第一次世界間の主用中砲は、60ポンド(5インチ)加農砲と、6インチ26ハンドレットウェイト榴弾砲であった。前者は1941年まで、後者は1945年まで、配備にとどまっていた。英国砲兵隊は、1930年代に、これらの装備を更新する必要があったが、財政難の障害があった。とりあえず、60ポンド砲を更新するために、1937年に、新しい4.5インチ加農砲が製造されたが、空気式タイヤを付けた60ポンド砲の砲架に、新砲身をマウントするというものであった。この砲は、76門が製造されたが、1940年に、フランスにおいて、32門が失われた。残りは、1941年まで、中東に配備されるか、または、訓練部隊で運用された。本砲(4.5インチ加農砲Mk2)は、新しい開脚式の砲架を持ち、完成した新しい4.5インチ砲身を装備し、1941〜1945年の間、配備についた。4.5インチ砲Mk2は、20500ヤード(18758m)の最大射程を持っていたが、中砲としては、威力不足であり、5.5インチ砲が同じ砲架にマウントされて、製造されることになった。これが、5.5インチ加農砲[5.5inch gun]と呼ばれた。
参考文献 ・「大砲撃戦 第二次世界大戦ブックス37」 Ian V Hogg著 小野佐吉郎訳 中野五郎監修
参考WebSite ・「New Zealand Permanent Force Old Comrades' Association」
URL:http://riv.co.nz/rnza/index.htm
・「Royal Regiment of Artillery Information」
URL:http://www.wohnungs-suche.com/RAA/info/main.htm
備考

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2001.8.25更新 榴弾砲format_v0.5