7/31
悪意ではないんだろうが
「SMAP×SMAP」をチラっとみたら黒川紀章が出てました。
黒川紀章といえば世界的建築家である、という説明よりはさきの東京都知事戦に出馬し落選、そして先日行われた参議院選挙に「共生新党」の党首として東京ブ
ロックから立候補するものの、都知事選では16万票近くを獲得したにも関わらず参院選では7万票あまりしか獲得できず、都知事戦では倍近い得票差があった
ドクター中松の後塵を拝する形で落選した。
もっとも都知事戦にしろ参院選にしろ、黒川が当選するなんてことは本人以外(もしかしたら本人すら)考えていないわけで、「参加することに意義がある」で
はないが、選挙を盛り上げる意味での泡沫候補としての役割は充分に果たしたと考えるべきだろう。
で、参院選が終わった翌日の「SMAP×SMAP」に黒川というのは、これ一体どういうことなんだろうか。
最初のほうを見逃してしまったので、もしかしたら「いつ収録したか」が放送中に示されたのかもしれないが、別に参院選後の放送であるから関係ないし、おそ
らく示されていないだろう。「SMAP×SMAP」の中でもとりわけビストロスマップに関しては収録および放送スケジュールがかなりきっちり決まっている
という話を聞いたことがある。それは旬の人物(例えばオリンピックのメダリスト)などが帰国して直ぐに番組に登場させたり、その一方でドラマや映画の宣伝
で登場する人がいたりと、あまり余裕を持った収録スケジュールが取れないという理由があるようだ。
だから、黒川紀章の回に関しても、おそらくは「参院選の翌日に放送する」ということが分かっていて収録したのではないかと思う。だいたいテレビ局は選挙に
出馬する予定のある人間は、公平の観点(というか公職選挙法に触れないため)から選挙予定日の数週間前(場合によっては数ヶ月前)から番組出演を見送る。
黒川紀章も都知事戦後暫くの間はテレビ番組に出演していたが、また参院選の立候補を表明してからは姿を消した。単にテレビ需要がなくなっただけかもしれな
いが。
ここで大事なのは「参院選の翌日に放送する」ということが分かっていると同時に、「参院選に黒川が出馬することがわかっている」状態で収録した、というこ
とだ。もしかしたら黒川紀章のビストロの収録は都知事戦終了後すぐに行われたが、先に放送しなければならないものがたくさんあったために、「偶然」この日
に回された、という可能性もあるが、自然に考えれば「黒川が出馬した参院選の結果が出た翌日」に放送することを分かっていてビストロスマップを収録したん
じゃないのだろうか。
これって普通に失礼のような気がするんだけど。
偶然と言われればそれまでだけど、とても偶然とは思えない。参院選の翌日に黒川の放送を持ってくるということは、明らかに参院選と関連付けて「旬の人物で
ある」というアピールをしている。が、しかしだ。日本に住んでいる有権者であれば、黒川が参院選で当選しないことは誰でも容易に想像がつく。たとえ参院選
の公示前であろうと、そのくらい想像がつかないほうがおかしい。要するに何が言いたいのかといえば、「参院選で敗退することが分かっている黒川をあえて参
院選の翌日のゲストとして放送するために番組収録を行う」というのは、話題性のためとはいえなんかいやらしくないかという話だ。
もちろん黒川も全て承知で行っていることなのだとは思う。黒川本人だって本気で勝てると思ってなければ、別にこんな扱いされても何とも思っていないのかも
しれない。ただ、黒川が放送日に関して何も知らされていない場合は、この放送日って結構アタマに来ると思うんだがいかがだろうか。「バカにしてんのか!」
の一言も言いたくならないだろうか。少なくとも自分ならそう思う。まあ世界的建築家だったり大金持ちになったらそんなこと思わないのかもしれないが。
フジ(関西テレビかな)の理屈は「選挙に出てみないと当選するかしないかは分からないし、そもそも落選することを前提に収録しないほうが失礼だろ」と反論
するのだろう。ただ自分にはどんな理屈をつけられたところで、話題性のためでしかない黒川紀章の起用を正当化をすることがそもそも失礼だと思う。
7/30
ただのぼやき
29日にテレビを見ながら思ったことを文章の構成も考えずに適当に書き流しておきます。
27時間テレビはやっぱり部分的に視聴していたが、「ヘキサゴン」だけは全部見た。他局で3年前の話にも関わらず「新選組!」のメンバーが揃って出演する
なんて素敵な話だ。ただ、その中に明らかなヘキサゴン要因である矢部太郎(一応阿比留という隊士で出演はしていたんだけど)が入っていたのには強引な気も
したがまあいい。偶然なのか隊士の成績は偉い順と逆になっていた。阿比留(矢部)→井上(小林隆)→原田(山本太郎)→永倉(山口智充)→土方(山本耕
史)→近藤(香取慎吾)。但し香取はペーパーテストを受けていない。実際の香取の回答成績からすれば山本太郎と山口智充の間だろう。
絶対どこかに三谷幸喜が出てくると思ったんだが、出てこなかった。忙しいんだろうか。それとも単に呼ばれなかったんだろうか。後者のような気がするけど。
香取がヘキサゴンの常連のおバカさん(スザンヌ、木下優樹菜、つるの剛史、上地雄輔)のあまりの「本物」っぷりに仰天していたのは新鮮。こちらとしてはあ
まりに番組に慣れすぎてしまって、あれが「常態」であることに何の疑問も持たなくなってしまっているのが怖い。一方で香取は勉強のあまり出来ないイメージ
がある中で「SmaStation」のおかげなのか、普通にクイズに答えていた。無論香取が答えた程度のクイズは誰でも答えられるので特別賢い、というわ
けではないが妙に賢く見えるから不思議だ。
ヘキサゴンに登場するタレントのあまりの「本物」っぷりを見ると、芸能界とはそんな人間でもやっていける場所だと勘違いしてしまいそうだが、香取が普通に
クイズに答えているところを見ると「決してそうではない」と思い直した。やはり彼らだけが特別に「本物」なだけだろう、と。
余談ではあるが、このサイトに某巨大掲示板からリンクがあったのでリンク元を辿ってみると、先日書いた「ピアノの森」のCMに関する文章への批判で「ピアノの森を高田純次が褒めたから駄作決定だそうだ 久々に不愉快な馬鹿を見た」と
書かれていた。どこをどう読んだら映画そのものの内容を批判しているように読めるのだろうか。自分は「高田純次にマトモに宣伝させるCMを見て、自分は映
画を見ようとは思わない」と言ってるだけで内容がどうだとか一切触れていないのに。駄作って言葉すら使ってないのになあ。ここまで読解力がないバカも久々
に見た。これもある意味「本物」だろうなあ。
ところで紳助がヘキサゴンに出演していた山本モナを紹介するときに「今ごろ本当なら参院選の報道特番の準備をしていたでしょう」みたいなことを言ってい
た。確かに山本モナはあの路上キスさえなければ今でも「NEWS23」のキャスターであり、今回の参院選の報道特番にも駆り出されていただろう。それは間
違いではない。ただ、この発言は日テレ「NEWS ZERO」の参院選特番のキャスターとして登場する予定の紳助がするのは単なるイヤミにしか聞こえな
い。紳助ってたまにこういう配慮のない発言をする。
途中「サンデージャポン」にチャンネルを変えると、高橋ジョージが涎をこぼしていた。なんでこんな瞬間見てしまったんだろうか。
昼あたりには「いいとも増刊号」。毎年27時間の楽しみのひとつといえば爆笑問題の太田の軽い暴走であるが、今年は「稀代のワル」という梅宮辰夫ネタであ
りそこまでのもんではなかった。惜しい。
13時半に「アタック25」。北海道では先週甲子園の北海道予選の決勝(駒大苫小牧が優勝した試合)が放送されていたため、土曜日にも振替放送で「アタッ
ク25」が放送されていた。二日連続アタック25とは贅沢な日々である。
最近気になるのが、児玉清がやたら「正解!」と言うようになったこと。博多華丸のモノマネからも分かるように、以前の児玉清は「正解」という言葉の代わり
に「結構!」とか「その通り!」を多用していたのだが、何を思ったか最近では普通に「正解!」と言うようになった。児玉清のいい部分が削がれたような気が
して少し淋しい。
その後で「たかじんのそこまで言って委員会」。橋下弁護士が、この番組のパロディで「そこまでヤッて委員会」というAVがある、という話をしていた。そん
なもん本当にあるのかと思い、検索をかけてみたところ個人のブログ(これもエロでしたけど)しか出てこなかった。というわけで自分は橋下弁護士のネタだと
いうことにする。実在をご存知の方は掲示板にでもお知らせください。
20時を過ぎ、各社一斉に選挙特番に突入したが、ゴーイングマイウェイのテレ東と27時間テレビのフジはL字で選挙速報を出し普通の番組。27時間の場合
はそもそも選挙の期日が1週間延びたための悲劇であるから仕方ないけども、自民党大敗が報じられるなかでボーリングをやり続けるという放送はある意味でか
なりシュールだった。
選挙特番に関しては自民党の大敗とともに民主党の大勝が報じられ、開票が始まりものの数分で民主党の比例代表で横峯良郎が当選したことを知り、コケる。ス
ポーツ界にいるからあのオッサンの下世話さは面白かったけども、政治の世界に入ってしまうとあの下世話さはとてもじゃないが笑えない。
あ、掲示板のほうで投票していただいた皆様ありがとうございました。とりあえず全部誰のことか判断することは出来ましたが、おそらく半分以上は無効票にな
るでしょう。
それにしても民主党勝ちすぎだなあ。その他の野党が無視されすぎな気もする。仕方ないけど。
仕事に熱心なのは分かるが、マスク姿で復帰しなくてもいいんじゃねえのテ
ンコーよ。
ハイキングウォーキングのスーパーイリュージョンに代わってもらいなさい。
7/29
2点だけ
27時間、結局のところあんまり見てないし以降もあまり見ないでしょうから、ちょっと面白いと思った点を2点だけ。
・木村拓哉、マジへこみ
「ネプリーグ」において木村拓哉率いる「HERO」チームと香取慎吾率いる「西遊記」チーム、そしてネプチューンチームが激突。
最初のコーナー「ファイブリーグ」において、「HERO」チームに出題された2問目「松尾芭蕉の句 古池や蛙飛び込む □□□□□」の答えが「いずのお
と」で不正解。正解はもちろん「みずのおと」であるが、1枠に座っていた木村が「いけのおと」だと勘違いし、「い」と書いて不正解になった。
コーナーが始まる前から相当の気合を見せていたことを共演者から暴露されていた木村だったが、簡単な2問目にしてまさかの単独不正解。これには木村も相当
堪えたらしく、また生放送というフォローのしづらい場面であったこともあり、テレビの前には落胆の色を隠せない木村拓哉が映っていた。これは生放送ならで
はの「やってしまった」映像。まあ視聴者からすれば貴重以外の何物でもない良い映像ですが。
さらに面白かったのが、落ち込んでいる木村に対して香取が「あれって「いけのおと」でも正解ですよね?」と分かりやすいまでの身内フォローを入れたこと。
身内にまでこんな分かりやすいフォローを入れられてしまう木村の普段の持ち上げられっぷりがこういう場面では余計に滑稽に映るから気の毒だ。対照的に紙の
英語のスペル「PAPER」を「PEPER」と間違った「西遊記」チームの深津絵里に対して容赦なく突っ込みを入れた八嶋智人のほうが生放送の対応として
は正しい気がした。
・ラブメイト
毎年恒例「さんま・中居の今夜も眠れない」において発表されるさんまのラブメイト10。これの10位にランクインしたのが
「吉澤ひとみ→上戸彩」
だった。さんまのラジオレギュラー「ヤングタウン」において、吉澤がラブメイトにランキングされているのは予告されていたのだが、まさかの取消しによる上
戸彩。
さんまはこの措置に対して、「直前に上戸彩に会って、今年はランクインしているんですかと尋ねられて「入っていない」と答えると淋しそうな顔をして「毎年
入っているのに今年は入ってないと悲しい」と言われたから」と説明。また、そもそも10位に入っていた吉澤に対しては「ハロプロは歌や踊りを教える前に避
妊を教えろと言いたかったから」と説明。これはラジオで話していたのと同じ説明。
結局どちらの話もしたので扱いとしてはイーブンなのだけども、名前に堂々と取消し線を引かれてしまうあたりに今のハロプロに対する信用のなさがあるな、と
思えてしまった。実際さんまがどう思っているかはともかく、である。先日放送された「うたばん」においても石橋が「(こっちが個性を引き)出す前に(男に
中)出されてしまう」とボヤいていた。もっとも「うたばん」での扱いに対しては、石橋が現役のメンバーに興味がないというのが最大の理由であるけども、石
橋の発言そのものは一理あるので反論が出来ない。
ラブメイトそのものは最後のほうで寝てしまったのだけど、やはり今年も最後まで発表できなかったのでしょうか。
・亀田戦
どんなにビッグマウスを叩いてももはや視聴者は冷静な判断しか下さないので好きにやればいいんだと思う。個人的にはリングについたスポンサーのロゴが全て
「世界陸上」だったことが悲しい。もちろんTBSとしては宣伝しなければならないのだから買うのだろうけども、競合のスポンサーが一切いないことを露骨に
示しているかのようで気の毒だ。
矢井田瞳が自身の誕生日に入籍。
自分の誕生日に入籍するのは幸せな間はいいだろうが
離婚してしまうと嫌な具合に傷が残りますよね。
7/28
談合
2日更新をサボっておいてまた梅宮アンナの話で申し訳ない。
梅宮アンナが映画「リトル・チルドレン」の試写会に登場して元恋人の羽賀研二について語った、という話題を「めざましテレビ」で見たわけですよ。色々とう
んざりした。
梅宮アンナが羽賀研二のことを今更語るのはみっともない、と自分は以前に書いた。それは過去を語るのがみっともない、という話ではなく(もちろん過去のこ
とを語るのも場合によってはみっともないと思うんですけど)羽賀が逮捕されたから相手を悪く言っても悪者にならない、というセーフティの立場から過去を語
るのがみっともないという話。
だから梅宮アンナも試写会が終わればとっとと帰ればいいものを、わざわざ囲み会見をやって羽賀のことを語るわけだ。しかし、そもそもここで囲み会見をやら
ずに帰ることの出来る人物であれば羽賀研二とペアヌードを出すような真似はしてないわけで、ここで梅宮アンナに対して「記者会見を開いたこと」を批判する
のは梅宮アンナという人物のことをちっとも理解していないことになる。ここで囲み会見をやるからこそ梅宮アンナなのだ。ここで記者会見を開かないなんて梅
宮アンナではない、とすら言える。
「梅宮アンナの職業(あるいは肩書き)はなんですか?」と尋ねられると一瞬答えに窮するかもしれないが、大抵の人は「モデル」と答えるんだろう。間違いで
はないだろうが正解ではない。正解は「ワイドショーに取り上げられる人」である。芸能活動の実態はよく分からんけども、とにかく「芸能」情報とされるジャ
ンルでよく扱われる人のこと。だから梅宮アンナが今回囲み会見を開くというのは彼女にとって唯一最大の「仕事」なのだ。試写会なんてただのオマケ。
というわけでアンナはこの囲み会見を開くにあたって、どんな質問が来てもいいように前の晩からかなり綿密なシミュレーションを行っていたはずなのだ。テー
マとしては「過去を清算し、これからを生きる女」だろう。事務所も辞めてしまったわけで、この囲み会見が今後の彼女の生活を左右すると言っても過言ではな
い。羽賀研二のことを極力悪く言わず、それでいて自分の中では過去の反省を活かし「今はイイ女である」ことをアピールする形になればいいのだ。現にスポー
ツ新聞の記者会見のやり取りの書き起こしを見ると、終始アンナの思惑通りに質問が飛び、そして理想的な答えを繰り出しているように見える。
あくまでアンナは「質問されたから自分からは言う必要はないけども敢えて答えます」というような素振りを見せている。完全に素振りだ。だって、アンナとし
てはこの質問に答えることが今後の仕事に影響するわけで答えたくて仕方がないはずだから。それでも「前向きに生きる女」を囲み会見の場において演ずるため
に「自然体」を装った。バレバレだけど。本当に前向きに生きようとしている人ならば、囲み会見なんか開かないからな。
とまあ、アンナの激しくわざとらしい自作自演囲み会見を見て「結局のところ羽賀研二と同レベルの人であり、実に似合いのカップルだったんだなあ」と思って
いたら番組は予期せぬ展開に。このニュースを伝える軽部アナや高島アナがこぞってアンナの擁護にまわっていたのだ。正確には覚えていないけども、「アンナ
さんもつらいはずなのに」だとか「心情を吐露して立派」だとか、そんな趣旨の発言をしていたと思う。いやー、参った。早朝から笑わせてくれるじゃないか。
本当につらいと思ってるなら囲み会見なんか開いて喋るわけがないし、そもそもマスコミが騒がなければアンナだって喋る場所を失うわけだ。マスコミがたきつ
けるからアンナが喋る。ある種の談合ですよ。「アンナさんのために記者会見を開きますから、マスコミのためにアンナさんは沢山喋ってくださいね」というと
ころか。得しているのはおまえらマスコミとアンナの内輪だけであり、一体世間のどれだけの人が今更「アンナの気持ち」を知りたいというのか。あろうことに
マスコミ側の人間がアンナをつかまえて持ち上げるなんてのは、これもうギャグでやってるとしか思えない。
大塚さんも軽部アナも、その後のコーナーで紹介された「きら☆ぴか」(モー娘。の久住小春と℃-uteの萩原舞のユニット)を見てニヤついている場合では
ない。ま、高島あたりは本心を隠してそう発言していたのかもしれない。不意に「そうは言ってもアンナは羽賀の巨根を長年楽しんだわけですからどっちもどっ
ちでしょ」とか発言してくれたら、高島彩に一生とは言わないけども3日間くらいはついていこうという気分にさせられたはず。
・27時間テレビ
今年は実況のような更新はしません。極力見る努力はするので、翌日あたりにまとめ更新くらいはするかもしれませんが。
フィギュアの織田選手が飲酒運転で検挙。
謝罪会見で泣いたらしい。なんか泣いてばっかりですね。
7/25
ギャグにしか思えない
「探偵学園Q」をケツをポリポリ掻きながら見ていたんですよ。
初回以降めっきりコスプレ要素がなくなってきた志田未来に失望している諸兄もいるだろうけども、自分は逆にドラマ部分がしっかりしてきたので初回より安心
して見ていられる。今回放送の話も「あー、確かマガジン連載中に原作で読んだけど、誰が犯人だかすっかり忘れちまったなあ」とか思いながらキャミキ君を見
ていたわけです。
でまあ、CMに入って完全に放電モード。ぼけらーっと流れるCMを見ていたわけです。すると先日映画が封切りされた映画「ピアノの森」のCMが流れたので
す。「そういやこれにもキャミキ君が声の出演してるんだっけか」とまたもケツを掻きながら見ていたのです。すると、映画の推薦コメントとして流れてきたの
が、こともあろうに高田純次だったのだ。
高田純次はなんの恥ずかしげもなく映画「ピアノの森」を褒めるのだ。自分にはこれがもうおかしくてたまらない。「絶対オッサン真剣に褒めるつもりなんてね
えだろ、ガッハッハ」とテレビの前で一人大笑いだ。第一高田純次にマトモに映画のコメントをさせるだなんていうセンスがおかしい。以前ユースケサンタマリ
アがいかりや長介の葬式で神妙なコメントを発言したけどウソにしか聞こえなかった、という文章を書いたことがあるが、これも同じで、高田純次がいかにマジ
メなコメントを言ったところで、それが本当に褒めているとは到底思えないのだ。
このCMを見た時、自分はてっきり「高田純次も冗談抜きでコメントを出しちゃうくらいの面白さ(笑)」の(笑)の部分で宣伝をしたいのだと思っていた。思
わず高田純次が真剣にコメントしちゃってますよ、と画面上では誰も突っ込まないし、高田純次もボケないから、その突っ込みはCMを見ているあなたがしてく
ださい、という変化球気味の良いCMだなあ、と勝手に理解してしまった。
しかし、このCMはあろうことか「高田純次が冗談抜きでコメントを出しちゃうくらいの面白さ」を真正面から訴えるCMだったのだ。なにやら高田純次は「ピ
アノの森」の原作のファンとして有名であり、「おしゃれイズム」に出演したときも「ピアノの森はいい」と発言していたという。自分はその「おしゃれイズ
ム」を見逃していたので知らなかったのだが、結構有名な話だそうだ。
だから、このCMは「ピアノの森」ファンである高田純次はなんのてらいもなく「ピアノの森はいいですよ」ということを訴えるCMである、というのが正解な
のだ。自分が最初に解釈した「オッサン真剣なフリして宣伝してるよ」は大間違いなのである。
けど、「高田純次が『ピアノの森』のファンである」という事実を知らない人間からすれば、あのいいかげんなオッサンがCMでマジ口調で映画の良さを力説し
たところでどこまで信用するというのか。「高田純次がマジメにアピールするほどいい作品なんだな」となるだろうか?というより、高田純次がマジメにアピー
ルする作品が世間の人は本当に面白いと思うのだろうか?自分にはそこがよく分からない。
いやもちろん高田純次にだってマジメに力説するものはあって当然だ。しかし、高田純次が我々に見せる大部分において彼は「いいかげん」であり、自分は高田
純次のやることなすことちっとも信用していない。無論いい意味で。だからこそ、高田純次が「ピアノの森」の良さをCMでいかに力説しようとも「ウソだろそ
んなの、ハハハハハ」と受け流すのが正しい受け止め方なのではないのか。少なくとも自分はそう思う。
にも関わらずCMの意図するのは、真正面から高田純次の発言を受け止めて欲しいという姿勢。もちろん大ファンである高田純次に語らせることは普通に考えれ
ば正解ではあるんだが、その正解が「高田純次」であることが不正解であると誰も思わなかったんだろうか。もし仮に高田純次のファンで、高田純次が「いい」
と絶賛するものを真正面から信じてしまうような人がいるとすれば、高田純次のどこに魅力を感じているのかが自分にはよく分からない。
少なくとも自分はこのCMを見て「あ、ピアノの森は見る必要がねえな」と思ったんだから、CMとしては間違いだと断言してしまおう。「信用のないこと」に
信用のある男に信用を語らせるCMなんて間違いに決まっている。元ライブドア社長の堀江がCMで「忘れないで お金よりも大切なものがある」と歌ってるみ
たいなもんだ。
引田天功がマジック失敗で重傷だとか。
その点「マジック革命」とか言ってますけどもセロなんて気楽なもんだと思う。
7/24
初登場でも新人じゃないし
「徹子の部屋」にキャイ〜ンが出てました。
最近の「徹子の部屋」はお笑いがよく出るようになった。もちろんここ数年のお笑いブームがお笑いの売れっ子を沢山生んでいる、という事情もあろうが、基本
的にあまりお笑い芸人(特にコンビ)が出るような番組ではなかった「徹子の部屋」にお笑いがたくさん出るようになったのも、何か時代というものを感じる。
徹子は「徹子の部屋」に出演するゲストのことを予習してくるので有名なのだが、お笑い芸人、特に自分があまり興味のないコンビ(=局側の要望でゲストに
入った感じの芸人)に関しては、そのコンビの面白さを理解していない場合が多く、大抵の場合徹子に振り回されて痛い目に遭う。もっとも見ている側としては
近年芸人に優しくなったテレビにおいて、唯一と言っていい「芸人が怪我をする」番組であり、貴重なのである。
さてキャイ〜ンだが。
キャイ〜ンの結成は91年であり、かれこれ芸歴16年の中堅芸人である。特に下積みの時代が長かったわけでもなく、テレビの中に登場するようになってから
大きな浮き沈みもなく、ほぼ順風満帆と言ってもいい活躍をしている。そんな彼らが2007年の今「徹子の部屋」に初登場だというのだから、ちょっとした驚
きだ。
かつての「徹子の部屋」は確かにあまり芸人が出ていたイメージがないが、それでもキャイ〜ンは「徹子の部屋」に出たことがあるようなイメージがあった。
キャイ〜ンという芸人が持つほのぼのとしたカラーが、いかにも「徹子の部屋」の出演者向きであると勝手に思っていたからだ。徹子の司会に笑顔で受け答えす
るウドと天野。いかにも出演してそうな感じではないか。実際今回初出演した「徹子の部屋」では、自分のイメージどおりに彼らが喋っていた。
で、最近「徹子の部屋」に出演する芸人は、ほぼ100%の確率でネタをやらされる。拷問である。そもそも徹子の目の前でネタをしなければならないという状
況がシュールであるし、仮にネタの出来がよくても、徹子がネタの面白さをきちんと理解していないととんでもない大怪我をする場合があるからだ。ただ、コン
トを主な持ちネタとしているコンビ(自分が見た中ではインパルスや千原兄弟)はVTRでネタが披露されるためそれほど危険ではない。
キャイ〜ンは毎年行っているライブでは漫才もコントもやるようだが、今回は漫才を披露していた。キャイ〜ンの漫才は年に1回見るか見ないか、の頻度でしか
遭遇しないが、いつ見ても同じネタをやっているような気がする。毎年ライブのために新作を作っているはずなのだが、なぜか見るたびに同じ。テレビでは新作
を下ろすということはしていないのだろうか。ま、それは別にどうでもいい。
それよりも何か不思議だったのは、「徹子の部屋」においては、初出演の芸人は芸歴が長かろうが短かろうが等しく「初登場の芸人」ということでネタをやらさ
れてしまう、というルールに支配されているという点だ。これはあくまでテレビの理屈なのだけども、芸歴が長くなればなるほど、テレビでネタを披露する場と
いうのは減ってくる。ネタ番組でネタを披露するのは若手が中心だからだ。爆笑問題のように芸歴が長くても常に新作をテレビで披露している印象のコンビもい
るが、それは稀有な例でしかない。
だから、自分の中では「徹子の部屋」に出演するキャイ〜ンは「満を持して」の登場であるが、決して最近頻繁に登場するようになった若手のお笑い芸人と同列
扱いでネタ披露することはないと思っていた。しかし、徹子ルールにおいては、ずっとテレビで活躍してようがそうでなかろうが、「徹子の部屋に初登場のお笑
い芸人」という括りでネタは披露されるものだったということだ。若手じゃないのに若手扱いされていたキャイ〜ンは妙に新鮮かつ窮屈そうだった。
「徹子の部屋」はもちろんテレビ番組であり、そこにテレビのルールが採用されていると思っていた。しかし、実際はテレビの中のルールとは別に「徹子の部
屋」のルールがそこに存在した。キャイ〜ンに対して「初登場だからネタやってもらいます」というのは、ある意味で芸人を皆平等に扱っていることになるのだ
ろう。ただ、その事実よりも「徹子の部屋」という特殊な磁場がテレビの中にありながらテレビの中のルールをいとも簡単に覆しているという事実のほうが自分
には興味深く、恐ろしい。テレビのお約束が通じない場所、それが「徹子の部屋」だと再認識。
7/23
微妙な関係
「熱血!平成教育学院」が親子参観。出演者の親がスタジオで見学するという企画。
いくら芸能人といえども親まで有名人という人がそれほど多いわけではなく、殆どが素人の方。その中で磯野貴理の義母として庄司照枝が、ゲストとして登場し
たなべやかんの父親としてなべおさみが登場した。物凄く久しぶりになべおさみをテレビで見たような気がする。
さて、今現在「なべやかん」を説明するときの形容詞として「なべおさみの息子」という説明は有効なのだろうか。
なべおさみと言えば自分にとっては「ルックルックこんにちは」の名物コーナー「女ののど自慢」の司会の人である。小さい頃母親が見ていたものを自分も毎週
なんとなく見ていた記憶がある。正直のど自慢部分はどうでもよく、出場する女性の苦労話が涙を誘うこと(当時は幼児だったのに妙に「こんな可哀想な人生
を…」と思っていた)となべおさみの司会っぷりが非常にこなれていたことがおぼろげながら記憶に残っている。
その後息子のなべやかん(当時はまだ素人)に明治大学の替え玉受験をさせていたことが発覚し、世間の槍玉にあげられ番組も降板してしまう。番組の降板以降
殆どテレビに姿をあらわすことはなかったように思う。それこそなべやかんが芸能界デビューしたときや、なべやかんが番組の企画で実家を紹介するときに出て
くるくらいしか見た記憶がない。すっかり「過去の人」というイメージだ。
それが今回「平成教育学院」に登場したので何か戸惑ってしまった。別に見てはいけないものを見たわけではないけども、なんとなく「いいんだろうか」という
気分にさせるのは、未だに「替え玉受験」の贖罪が済んでいないような印象を持っているからだろう。あの事件以降もなべおさみが普通にテレビで活躍していた
ならこんな気分にもならなかったろうが、あれ以降めっきり姿を見せなくなったことが余計にあの事件の後味の悪さを長引かせているとでもいうのか。
調べてみると替え玉騒動があったのは1991年のこと。つまりもう15年以上も前の話である。今の10代はなべやかんのことは知っていても(まあ10代な
らばなべやかんのことすら知らない可能性も大だが)、父親がなべおさみという芸能人だということは知らないだろう。但し、そもそものなべおさみの知名度を
考えると、年配の方、せいぜい40代以上からすればなべやかんの知名度は父親とは比べるまでもなく低いはずだ。では自分のような20代であったり、もう
ちょっと上の30代の人間にしてみれば「なべおさみ」と「なべやかん」はどちらのほうが有名なのだろうか。これは非常に悩みどころである。
なべおさみを「なべやかんの父親」と表現するのと、なべやかんを「なべおさみの息子」と表現するのはどちらが適切か。えてして2世タレントの場合は「××
の子ども(息子、娘)」と表現するほうが通りがよい。なぜなら2世タレントの存在意義の大半は「××の子ども」という点にあるからである。その中でごく稀
に子どもが親を抜かしてしまう場合がある、というのが正しい認識だろう。たとえば藤圭子を「宇多田ヒカルの母親」と呼ぶのか、宇多田ヒカルを「藤圭子の
娘」と呼ぶのかは、これはも趣味の問題でしかない。両者とも両者なりに凄いからである。その一方で誰も松田聖子を「神田沙也加の母親」と呼ぶことはない。
しかしなべおさみとなべやかんの関係においては、なべやかんがなべおさみの息子としての2世タレントの恩恵を受けているわけでもないし(替え玉受験の恩恵
は受けたが)、かといってなべやかんがなべおさみの「そもそもの」知名度を凌駕するほどの活躍をしているわけでもない。もっともウェイトリフティングの世
界王者という側面では凌駕しているが、それがタレントとしての地位を底上げするものではない。非常に微妙な関係性だと言わざるを得ない。
他人に説明するときのことを考えると、なべ親子は非常に面倒だ。
宇多田と藤圭子のような関係であれば何の問題もない。どちらが主語でも何の問題もなく通じるからである。また、松田聖子と神田沙也加のように、松田聖子を
絶対的な主語として扱うべき関係も問題はない。常に松田を主語にすればいいだけである。しかしなべ親子の場合は、話す相手によってどちらを主語にしなけれ
ばいけないか考えなければならない。しかも最悪の場合、どちらを主語にしても通じない。
タレント親子の場合、殆どの親子であることが互いの芸能生命を維持する装置になっている。しかしなべ親子の場合は互いの芸能生命を維持する装置にもなって
いなければ互いの形容詞としての役割をも果たしていない気がする。殆どの場合どうでもいい親子関係を見せ付けられてうんざりするのは視聴者であるから、2
世タレントなんて極力生まれないほうがいいと思っている。しかし、なべ親子のように親子タレントの関係でありながら全く親子タレントとしての機能を果たし
ていない親子を見ると、それはそれでなんか気の毒だ。
「どうぶつ奇想天外!」で亀田興毅が飼い犬のIQテスト。
犬にさせる前に自分のIQを先に調べろ。
7/21
有効票の限界に迫る
週末更新ということで、少しアホらしい企画を。
来週末に迫った参院選ですが、自民党の自爆と頼りない民主党というどちらを支持しても暗い先行きという悲しい様相であります。別にどちらかの政党ではなく
創価テレフォンに与したり対抗勢力の「確かな野党」に入れたり、はたまた憲法9条に固執するしか能のない政党、自民党の分裂カスみたいな政党に入れること
も可能ではありますが、どうも現実的な選択とは言えない気がしてますよ。あくまで主観ですけど。
そんな暗い話はこの際抜きにして、ここはテレビについて妄言を吐くところですから、よっぽどテレビ的な話をしたいと思います。となるとやはり触れるはタレ
ント候補の話でしょう。
今回も乱立、とまではいかなかったが結構な数のタレント候補が立候補している。こんな奴当選させて大丈夫なのか、という人もいますが、それはとりあえずこ
こでは触れるのは避けておきましょう。
でまあ、タレント候補は大抵の場合「愛称」を持っている場合が多く、その愛称を選挙の時に書いたとき有効票になるのか、という話は毎度のように登場する。
特に地方において数票の差で決まる選挙では、有効票の成否に関して裁判が起こるなんて事例もままある。昨今の選挙で話題になったのは堀江貴文が広島から立
候補したときに「ホリエモン」と書かれた票が有効になったこと。確かに「ホリエモン」と書いて亀井静香の票ではないだろうし、誰か特定できるからそれで問
題ないだろう。
となれば今回の選挙でも必ず愛称や通称における投票が行われるはずである。
例えば今回北海道の選挙区では、春に行われた夕張市長選で2位に食い込んでしまった有名泡沫候補の羽柴秀吉が調子に乗って立候補している。たとえばこいつ
に投票するときにいろんなパターンが考えられる。
まず「羽柴秀吉」が本名でないことは皆さんもご存知だろう。羽柴秀吉といえば歴史上の人物豊臣秀吉が「豊臣」姓を授かる前の名前である。で、羽柴秀吉を名
乗っているオッサンの本名は「三上誠三」と言って、青森の会社の成金社長である。一時期は「羽柴誠三秀吉」を名乗っていたが、何を思ったか最近はどスト
レートに「羽柴秀吉」だ。
選挙での公示名は「羽柴秀吉」であるが、たとえば「羽柴誠三秀吉」と書いて投票したらこれはおそらく有効票だろう。一応「羽柴」と「秀吉」の両方のイ要素
が入っているから他人と間違うこともない。では、本名の「三上誠三」と書いたらこれはどうだろうか。羽柴秀吉も有名であるが、それと同等に選挙好きの間で
は知られている「三上誠三」の名前で投票されることもないとは言えない。しかも間違いなく羽柴秀吉その人を指しているわけで他人と間違うこともない。これ
は果たして有効票にカウントされるだろうか。
その一方で「三上大和のオヤジ」と書いたら、これはおそらく無効だ。「元気が出るテレビ」などで有名になった俳優(今でもやっているのかは不明だが)の三
上大和は、羽柴秀吉こと三上誠三の息子である。だから、「三上大和のオヤジ」は間違いなく羽柴秀吉のことを指すのだろうが、あまりに婉曲すぎるのできっと
無効になる。
そもそも公示名の「羽柴秀吉」の「は」の字も出ていない。
というわけで、「羽柴秀吉」の有効票のボーダーラインは「三上誠三」になるのではないか、というのが自分の結論である。自分なら「三上誠三」は有効だろう
が、常識的に考えれば無効かもしれない。まあボーダーラインだから「どっちかな」というギリギリの線で構わないのである。
そこで本題。これと同じ作業を、皆さんにもして頂きたい。今回複数いるタレント候補の有効票になるであろうフレーズを、掲示板において「投票」し
て頂きたいのです。
ルールとしては「『××』(有効票)に一票!」と掲示板に書き込むだ
けでOK。その書いた人間が誰を指すのかは書かなくていいです。全て自分が判断いたします。判断出来ればそのまま有効ですし、判断出来なければ無効です。
一応選挙なので、投票用紙に書ききれる程度のフレーズが望ましいです。つまり、長文で誰かを説明するようなものは無効です。あくまで「誰かのことを指して
いるフレーズ」を投票して頂きたいのです。また、投票できる有名人は全国の比例区の人間に限定させてください。よって東京から出馬する丸川珠代や黒川紀
章などは省きます。また、選挙なので当然に無記名で構いません。もちろん記名でも構いません。
また、投票相手をあからさまに貶すようなフレーズはアウトです。あくまで自分の判断なので大抵はセーフにしますが、あまりに悪意に満ちていると判断したも
のは無効にします。
注意点は
・全国の比例
区の(有名)候補者で
・なるべく短いフレーズで
・あからさまに貶すような文言は避け
・誰を指すのかは書かない
です。掲示板のほうにもサンプル投票をしておきますので、そちらも参考にご覧ください。
今回のはアンケートでもなんでもなく、単なるおふざけです。これで一番得票した候補者がどうなるとかいう話ではないですし、自分がボーダーラインを決めて
笑いのネタにするだけなので気軽に掲示板に一票お願いしま
す。誰も投票しなかったら自分で勝手にボーダー決めます。
性懲りも無く映画「WATER
BOYS」を見た。これで見たのは何度めだろう。
この時杉浦太陽がプールに沈んでいれば今ごろ辻ちゃんは…
(注:杉浦太陽は主要キャラではないがシンクロメンバーの一人だった)
7/20
知恵と技術の間違った結晶
「TVチャンピオン2」で流しそうめん装置王。
そもそも「流しそうめん装置王」というタイトルがバカであるが、内容はそれに輪をかけてバカである。もちろん褒め言葉だ。以前の人気企画「コロコロからく
り装置王」(NHK「ピタゴラスイッチ」におけるピタゴラ装置のようなからくりを思いっきり大掛かりな装置で作るというもの)の発展形(発展してるの
か?)の企画であり、コロコロ装置ではなく流しそうめんでやってしまおう、という企画会議の悪ふざけがそのまま採用されたような感じ。
今まではボールなどの転がるものが動けば何でもよかったが、今回は流しそうめんということで「そうめんが水によって流れる」ことが必要不可欠。だからこそ
難しくもあり、面白い。しかも麺を茹でるところからスタートしなければならないルールであり、必ず火を使ったギミックになっているのが笑える。麺くらい普
通に茹でたものを使えばいいんじゃねえのか、と。
いやあ、面白かった。なんだかコロコロ装置よりバカさが増している感じがした。
ただ単にからくりが動けばいいだけではなく、最大の目的として「そうめんが目的地まで流れ着く」ことが必要であり、漠然としたテーマしか決まっていなかっ
たコロコロ装置よりも比較がしやすい。コロコロ装置が自由演目ならば、今回の流しそうめん装置は規定演技というところだろう。しかしまあそもそもは「単に
麺を高いところから低いところへ流すだけ」の流しそうめんに大掛かりな装置ははっきり言って必要がない。その不必要さをマジメに取り組むのだからこれはも
う笑うしかない。
笑いとは別に面白かったのは、学者を交えて力学計算などをした装置のチームは結局最後まで成功しなかったのに対し、優勝したチームは板金工の人たちだし、
ノーミスで成功させたのはからくり人形などを作っている親子のチームだった点。つまり、机上の理論よりも職人が作る技術が上回ったという「日本の職人の技
術は凄い」という職人の素晴らしさまで味あわせてくれたのだ。
もっとも、装置は成功しなかったとはいえ、実際は使い道があるわけでもない無駄な流しそうめん装置を作るために学者が色々と考案して装置に力を注ぎ込む、
という間違った労力の使い方は嫌いではない。むしろ大好物である。優勝したのが板金チームということで、日本の技術力を無駄に使っているのが痛快な一方で
また、日本の学者の知恵も無駄に注がれているのが素敵だ。絶対にこんなもの作るために大学入ったんじゃないだろうし。
山田五郎はかつて「無駄とは贅沢の別名である」と言ったが、まさにこの流しそうめん装置は無駄であり贅沢そのものだ。そもそも「流しそうめん」という行為
自体が無駄であり贅沢なものであり、それを技術者が大掛かりな装置を作るだとか、学者が知恵を絞るだとか、それらを集めて大会にして番組を作るだとか、何
一つ無駄じゃない部分がない。全て無駄。言い換えれば全てが贅沢な時間に費やされているのだ。こんな贅沢な娯楽はないだろう。
世の中には知恵と技術を結晶させた人類の叡智と呼ぶべきものがたくさん存在する。それらはより「役に立つ」ために進歩してきたものだと言っても過言ではな
い。しかし、「流しそうめん装置」とは知恵と技術を結晶させたにも関わらず全く役に立つ気配がない。道具の進化に明らかに逆行している。にも関わらず自分
には流しそうめん装置という間違った形での知恵と技術の結晶が、最終的には世界平和をもたらすんじゃないかとすら思えるから不思議だ。北朝鮮が核開発では
なく、この流しそうめん装置を国家レベルで真剣に作っているとしたらどうだろう。これはもう世界平和以外の何物でもない。そんなファンタジーを抱かせる
ほどのバカっぷりが、この流しそうめん装置には宿っている。
日テレでダウンタウンがマジック特番やっていたが、
色々とガッカリな内容だった。セロもどきとか泣けてくる。
7/19
歌主題ドラマ
ドラマのタイアップ曲が売れる、という現象が常識になったのは「東京ラブストーリー」からだと言われています。
いわゆる月9の人気を決定付ける作品となった「東京ラブストーリー」は驚異的な視聴率を叩き出したが、その主題歌が小田和正が歌う「ラブ・ストーリーは突
然に」だった。
自分は「東京ラブストーリー」が放送されていた頃はまだ子どもでドラマなんか見ちゃいなかったわけで、今ではドラマのタイトル及びおおまかな粗筋、また
「カンチ、セックスしよ」などの有名セリフくらいは知っているけども、実際のところドラマを見てはいない。しかし不思議なことに「ラブ・ストーリーは突然
に」は歌うことが出来る。ドラマの視聴者だけではない人、ましてや子どもだった自分にも「ラブ・ストーリーは突然に」という曲は認知されていたということ
だ。
これ以降ドラマのタイアップと楽曲のヒットは密接な関係を持つことになる。話題のドラマの主題歌はそれだけヒットする確率が大きくなる。有名歌手を起用し
て大ヒットとなるのはもちろん、あまりメジャーではなかった歌手やバンドがドラマのタイアップ曲を歌い一躍ヒットチャートに踊り出る、なんてことも珍しく
はなかった。
印象に残るドラマにはやはり印象に残る主題歌がある。もちろんドラマの印象が強いから付随する形で主題歌も強く印象付けられる部分はあるだろうが、本当に
いいドラマは主題歌がドラマの良さの一翼を担っていることが少なくない。「ラブ・ストーリーは突然に」はその典型例だろう。ドラマの中身と曲の歌詞が見事
にマッチングしており、またイントロも劇中で効果的に使われるなど、単に主題歌という枠に収まらない相乗効果を発揮させた。
ただ、主題歌はあくまでひとつの作品として完成されたものであるが、主題歌となった時にはドラマのよさに組み込まれて評価される場合が多い。言い換えれば
主題歌の多くはドラマを主とした従の関係である場合が多い。もちろん主題歌はドラマと一緒ではなく曲だけで売り出すわけだから曲そのものが評価もされてい
るんだけども、それでもドラマと曲があれば、ドラマありきで曲が評価されているのではないか。
なぜこんなことを言うのかといえば、「あの曲があるからあのドラマはいいよね」という言い方はするんだけども、「あのドラマがあるからあの曲がいいよね」
とはならないからだ。少なくとも自分は後者の言説を聞いたことがない。これは意識下にドラマと主題歌の主従関係を我々が汲み取っていることになる。もちろ
んドラマ目的で主題歌を聞くわけなのだからこうなって当然ではある。どんなに楽曲そのものが単独で優れていたとしても、それが「ドラマ主題歌」となったと
き、楽曲はあくまでドラマのツマでしかないのだ。
しかしここにきて自分の認識が変わろうとしている。
槇原敬之が歌う、ドラマ「牛に願いを」の主題歌「GREEN DAYS」の出来があまりに良すぎて、現時点でドラマを食っているのだ。
槇原敬之といえば「どんなときも。」「世界に一つだけの花」などの曲で知られる歌手であるが、この度ドラマ「牛に願いを」の主題歌として「GREEN
DAYS」という曲を書き下ろした。つまりドラマの世界観にマッチするような曲を書いたということだ。本来ならドラマの世界にマッチさせて書いた、という
時点でドラマとの主従関係ははっきりしている。どう考えてもドラマが主で曲が従。
にも関わらず、自分はここ数回の「牛に願いを」を見て、ドラマの内容そのものよりもオープニングもしくはエンディングで流れる「GREEN
DAYS」のほうに感動してしまっている。端的に言えば、「GREEN
DAYS」を聞いて感動したいがためにドラマ「牛に願いを」を見ているという感じだ。これはつまりドラマと楽曲の主従関係が逆転していることに他ならな
い。これを自分は「ドラマ主題歌」ではなく「歌主題ドラマ」と言いたい。
とは言ったものの、ドラマのほうもそこまで酷いわけではない。初回のツカミの出来が良くなかったせいか、ドラマの評価も視聴率もあまり高くはないが、自分
はそこそこ見れるものに仕上がっているとは思うし、今後まだ伸び白はあるように思う。むしろ中盤以降の出来次第ではかなり面白くなるのではないか、とすら
思う。まあこれは好みの問題だけど。だから決してドラマがあまりにショボすぎる、というわけではない。楽曲が良すぎるのだ。
あんまりべた褒めするので気持ち悪いと思われるかもしれないが、いいものはいい。仕方がない。ドラッグやってようが同性愛者だろうが槇原敬之という天才の
作った楽曲は評価せざるを得ないんだもの。小倉智昭は「とくダネ!」で槇原の生歌を聴いて涙を流したらしいが、この曲に関してならばそれも致し方ないとす
ら思う。そのくらい良い。
かつて同じ関西テレビが制作したドラマ「天体観測」は主題歌こそ中島美嘉の「Will」であったが、ドラマの中身はBUMP OF
CHIKENの曲「天体観測」にインスパイアされたものだ。そんな曲ありきのドラマですら楽曲がドラマを食うなんてことはなかったけども、「牛に願いを」
に関しては今のところ完全に楽曲がドラマを食っているという状態にある。槇原の楽曲目当てで見ているなんて人は自分のほかにどれだけいるのか分からんが、
そんな人にはこのドラマ(というか楽曲)はお薦めできる。ただ、ドラマにも期待している自分としては、もう少しドラマのほうにも奮起してもらいたいと思う
次第だ。
・花ざかりの君たちへ
第3話に瑞希(堀北真希)の兄として岡田義徳が出ていましたが、髭面にスーツ姿ということで自分には「セクシーボイスアンドロボ」のよっちゃんにしか見え
ませんでした。特に最後のほうで空港でスキップしたシーンはよっちゃんそのもの。
「スタジオパークからこんにちは」にホリ。
放送の中身はごく普通であったが前日に乗っていたタクシーが
追突されていたとは知らんだな。
7/18
犯罪者はえてして
キングオブコメディのツッコミ高橋健一が痴漢の容疑で逮捕。
このニュースを聞いたときに、真っ先に「あの顔ならやっていてもそうでなくても逮捕されたらまず逃れられないよなあ。冤罪の可能性もあるのかなあ。なんか
気の毒だなあ」と思った。しかしこの感想は間違いである。なぜなら、捕まったのはツッコミの高橋であり、自分が想起していたのはボケの今野のほうだからで
ある。
キングオブコメディのネタを見たことがある人なら、自分がなぜこのような思い込みによる間違いをしたのか容易に想像がつくだろう。ボケの今野はどちらかと
いえばキモい顔で、コントのネタでも「近くにいると鬱陶しい人」をやらせると天下一品である。それに対して捕まったツッコミの高橋はどちらかといえば爽や
かではないにしろごく普通の顔で、どちらがモテるかと問われればそりゃ間違いなく高橋のほうであり、「どっちが犯罪者のツラですか」と問われたらやはりボ
ケの今野のほうを指差してしまう。
そして何より今回高橋が捕まった容疑が「痴漢」だったのが大きい。本当に今野には失礼だとは思うが書いてしまえば、今野が「痴漢で逮捕」という報道にこれ
ほどマッチングすると思わなかったのだ。今野がコントのキャラよろしくかなり挙動不審な感じで鉄道警察に連れて行かれる姿は容易に想像がつくのだけど、相
方高橋ではあまり想像が出来ない。自分は「キングオブコメディの人が痴漢で逮捕」という文字情報から即座にボケの今野が挙動不審な感じで捕まっていく姿を
想像してしまったのだ。だからこそ「あの顔なら冤罪であっても捕まってしまう」などと考えたのだけども、逆だった。捕まったのは高橋。
えてしてこの手の犯罪ってのはどうしても「キモい人=キモイ犯罪」の図式で分かりやすい変態さんを想起してしまうのだけども、実際は分かりやすい変態さん
(今野)よりも常識めいた人(高橋)が捕まるケースのほうが多い、という典型のような事例だと思った。そして不思議なものでこの手の犯罪で捕まった人は、
以前は普通にテレビで見ていて何も思わなかったにも関わらず、報道後にそのツラを見ると「ああ、なんか性犯罪しそうな顔だもんね」と言われてしまうのだ。
田代しかり、植草しかり。
だからきっと高橋も今までは「普通の人」扱いだったろうが、もし今後復帰するようなことがあれば「どことなく性犯罪を起こしそうな顔」に見えるんだろう。
本当は何も変わっていないはずなのだけどもそう見える。人間のイメージというのは極端なもんだ。
とりあえず高橋は今後当分芸能活動を自粛するそうで、今野は暫く一人でやっていくそうだ。カンニングの竹山と違ってトークで生きるようなキャラでもないだ
ろうし、どう考えても不憫な状態は免れないだろう。ここで思い出して欲しいのは相方が同じく強姦容疑で捕まった元坂道コロンブスの松丘。坂道コロンブス解
散後に村田渚と組んで鼻エンジンを結成したが、それも昨年村田の急逝によってダメになってしまった。というわけでここは松丘と今野が組んでみればいいん
じゃなかろうか。妙な連帯感も生まれて案外上手くいくかもしれない。
あ、ふたりともボケか。世の中上手くいかないもんだ。わずか十数文字での挫折。しかしこんなもの相方が捕まった挫折に比べれば大した話ではないか。とりあ
えずわたくしハトヤは今野さんを応援します。
・ライフ
とりあえず3話までは見続けているんですが、あまりにあまりな展開なのでさすがにぐったりしてきた。ただ、金八ウォッチャーとしては福田沙紀がどこまでイ
ジメ役で突き抜けることが出来るのかを最期まで見届けたいという思いがあるのでなんとか見ようと思う。北乃きいは制服の着こなしがエロくて良いです。
「この夏だけ小島よしおが熱い!」と春にひそかに宣言していたんですけど
も
小島じゃなくて柳原可奈子がこの夏は熱い感じです。夏こそあのビキニパンツなのになあ、小島。
7/17
襲名
千葉真一が俳優引退を表明。現在出演中の大河「風林火山」を最後に俳優を引退するらしい。
千葉真一といえば「キイハンター」「野際陽子の元旦那」「JAC(ジャパンアクションクラブ)」「サニー千葉」などのキーワードで説明されるのが一般的な
のだろうけども、自分が持っている千葉真一のイメージの8割は関根勤であり、本物の千葉真一がアクションをこなしている姿というのは、せいぜい映画のワン
シーンを断片的に紹介する程度しか見たことがない。
そんな千葉が俳優を引退し後進の指導に当たる、という引退宣言をしたところで正直な話特に感慨があるわけではない。芸能人の引退宣言は常々胡散臭く思って
いるが、俳優の場合は「芝居をしない」という割と明確な基準があるから引退の宣言も何となく分からない話ではない。ただまあそれにしたっていつでも復帰で
きるものではあるが。
そもそも自分は千葉真一に関して殆ど何も知らないと言っても過言ではない。もちろん前述したくらいのキーワードは苦も無く出てくるわけだが、詳しい来歴は
全然知らなかったわけで、今回この文章を書くにあたって毎度お馴染みwikipediaの記述を読んで「ふーん」と思うことが数回。そもそもは「ソニー千
葉」だったのに、電機メーカーのSONYから苦情を受けてサニーになった、とかは知らなかった。有名な話なのかもしれないけども。
というわけで、自分は「千葉真一」が芸名であることも知らなかった。本名は前田禎穂(まえださだほ)である。何だか本名のほうが芸名っぽい。それはともか
く、千葉は俳優を引退するにあたって、この「千葉真一」という芸名を、今後千葉が新たに設立するアクション俳優養成教室で才能を見込んだ俳優に譲るという
のだ。これには少し笑ってしまった。
「芸名を後進に譲る」という制度、いわゆる「襲名」であるが、日本の伝統芸能においては珍しい話ではない。歌舞伎役者の襲名は日常茶飯事であるし、落語家
も過去の名人の名前を襲名することがよくある。また、大相撲でも四股名でも行われるし、親方になってからは年寄株は一部例外を除き襲名によるものである。
だから馴染みのない制度ではないのだけども、こと俳優やタレントにおいて襲名をするのは珍しいように思える。
芸名の襲名ということで真っ先に思いつくのはやはり「引田天功」であろうか。現在「プリンセステンコー」を名乗っている引田天功は2代目であり、初代の引
田天功は脱出マジックを得意としていたオッサンである。若い人は「テンコー」といえば今の2代目天功を想起するかもしれないが、ある程度の年代からは「テ
ンコー」といえばオッサンの初代のほうを間違いなく想起するだろう。伝統芸能ではない芸能人の襲名において初代に続いて2代目も有名になった稀有な例だ。
もっとも2代目現テンコーも襲名してから日本ではなくアメリカでブレイクして半ば逆輸入の形で日本でも知られるようになったため、襲名そのものが成功した
例とは違うのかもしれない。
しかし、この他に襲名したタレントの成功例は殆ど思い浮かべることが出来ない。自分はせいぜい演歌歌手の「コロムビアローズ」(現在は3代目)や「そのま
んま東」(初代東国原知事の名前を継いだ2代目はゾマホン)を辛うじて思い浮かべることが出来るくらいで、あとは「新加勢大周」(坂本一生)などの珍奇な
失敗例くらいしか思いつかない。「三代目魚武濱田成夫」(大塚寧々の元旦那)なんてのもいるが、これは襲名とは全く関係ない。
だから、「千葉真一」の名前を誰がどんな形で襲名するのかは非常に興味のあるところだ。千葉が自分の見込んだ俳優に名前を与えるということなので、あまり
にへっぽこな俳優が襲名することはないと思うのだが、それでも「千葉真一」の名前を背負って今後活動しなければならないというのはえらく大変である。襲名
ではないにしろ「平成の石原裕次郎」を背負っている徳重聡がどれだけしんどい思いをしているかは考えるまでもないだろう。
自分が思うに、千葉真一の名前を襲名する条件としては「アクションが上手い」「スター性がある」「初代のように海外でも活躍する気概がある」などの条件が
挙げられるだろう。この条件に異論を挟む人はあまりいないのではないだろうか。千葉はこのような人材を今後アクション俳優養成学校で育成するつもりなのか
もしれないが、自分はそんな必要はないと思う。それはもう既にこの条件を満たしている人物が日本にひとりだけいるからだ。
ケイン・コスギである。
今「千葉真一」の名前を襲名できるのはケインしかいないだろう。アクションは出来るし、スター性はあるし、そして何より海外での活躍が期待できるではない
か。これ以上の人材はおるまい。そして何より面白いのが「ショーコスギの息子なのに千葉真一襲名」という訳が分からないところ。どうせケインはショーコス
ギと仲違いしてしまっているのだし、いっそのこと千葉真一を襲名すりゃいいんじゃないかと。
本当は全然違うんだけども、自分はショーコスギと千葉真一の区別が曖昧である。もちろん顔を見ればどっちがどっちか区別は出来るが、「アメリカでも活躍す
るアクション俳優」という点で同じ印象なのだ。だからここでケインが千葉真一を襲名すれば、ますます何が何だか分からない感じになるだろう。そして最終的
には関根勤が千葉真一を襲名する前のケインと初代千葉真一が戦う、というモノマネを披露し、娘である関根麻里に「もはや意味が分からないです」と言わせた
い。言ったからどうだ、という話では全くないけど。
久々にレンタルビデオ屋をウロウロしたんだけども
あれだけ大量にビデオ(DVD)があると、借りずとも満足してしまう。自分だけか。
あと「魔女の宅急便」が3本中2本借りられていたことに驚く。
テレビ見てないんだろうか。
7/16
たとえばこんな公約
今選挙期間中なので、選挙のネタってウェブ上でもやったらマズいような気がしてるんですが、まあ適当にボカして書けばいいだろうという思い込みのもと書く
ことにします。もしこのネタがアウトということであれば削除して選挙後にまたこっそり復活させますので。
日曜日に札幌駅前をブラついていたら、参院選の某候補者が駅前を練り歩いていたわけですよ。で、その候補者のことは詳しく書いてしまうと完全にバレてしま
うのでアレなんですけども、自分がマイノリティであることを売りに選挙戦を展開している人でした。テレビでも取り上げられているのを見たことがある。「自
分は日本初の××な議員である」とアピールをし、そんな私を国政に送り込んで、そのマイノリティの方々が自分らしく生活できる国にしましょう、という演説
をしていました。
自分はこの人に対して何の悪意を持っているわけでもないし、ネガティブキャンペーンをやろうとも思っていない。この政党のアンチでもないし、別の党の党員
でもないことを予め断っておきたい。その上で今から妄言を書きます。
マイノリティであることって、政治家としての売りになるのだろうか。
その候補者の売りはどう考えても「××」というマイノリティであること「だけ」に思えてならない。過去に実績のある人ではあるんだけども、少なくとも自分
が札幌の街で見たときにはそのような話を殆どしておらず(過去の職歴には触れていたけども)、あくまで「××」というマイノリティであることが重要である
とアピールしているように思えた。その候補者を応援する人たちもマイノリティ側の人たちのように見えた。
差別的であることを承知していて言うが、マイノリティっていうのは少ないからこそマイノリティなのであって、マイノリティであることは大多数を占めるマ
ジョリティの集団において何のアピールにもなってないような気がするのだ。もちろんマイノリティの人々には支持されるかもしれんが、仮にマイノリティの割
合が1割だったとして、1割に支持されても残りの9割に支持されなければ当選は出来ないわけだし。
それ以上に考えることは、得てしてマイノリティが叫ぶ主義主張ってのはマジョリティには興味や関心がないことである。だからマイノリティなのではあるが。
もちろんマジョリティが関心を持たねばならないマイノリティの問題というのも存在するが、多くの場合は「関係ない」からこそ興味や関心がない。そこを声高
にアピールされ
ても困るのは圧倒的にマジョリティのほうだ。
マイノリティであることを誇りにするのは分かる。たとえば国会議員のような立場の人間がマイノリティ側にいるということを主張するのは、マイノリティに
とっても必要なことであるように思う。ただ、だからといって「マイノリティであること」そのものを売りに選挙戦を展開されても、それは意味不明だと思うの
だが。なんだか「マイノリティであるから当選させろ」と言われているような気がしてならない。マイノリティという弱者権力を都合よく使っている印象すら受
ける。
例えば、こんな選挙戦を展開したら当選するだろうか。
「えー、わたくし、元道議会議員、日本股間党のハトヤでございます。道行くみなさん、お元気でしょうか。」
「さて、わたくしハトヤでありますが、真性包茎であります。仮性ではありません。カントンでもありません。わたくしの股間は、成人男性にしながら亀頭に見
事に皮がかぶっているわけです!しかし、自分に素直に生きるために、わたくしは自らの真性っぷりをみなさんにカミングアウトをしました。わたくしは、日本
初の真性包茎をカミングアウトした議員であります!そんな真性包茎のわたしが、この度参議院選挙に立候補することになりました!」
「ズルムケの人間は仮性の人間をバカにする。そして仮性の人間は仮性の人間で真性やカントンの人間をバカにする。カントン包茎の人間と真性包茎の人間は、
互いに互いのことをバカにすることで自分の心の平静を保とうとする。それでは何の意味もない!」
聴衆の一部から「そうだ!」の声。きっと彼も真性包茎なのだろう。当然女性はしかめっ面。
「えー、そんな真性の自分でありますが、ワタクシが参議院議員になったあかつきには、チンコマイノリティである真性包茎、カントン包茎のための法制度を整
備し、もっと生きやすい社会を作ります。さらに、真性包茎やカントン包茎のネットワークを築き、日本の人権施策をパワーアップします。」
「風俗に行く際には「真性割引」を実施し、真性包茎をバカにした人間は男女を問わず実刑が下りるような法改正にも動きたいと思っております。チンコマイノ
リティである真性包茎のハトヤを、ハトヤをどうか国会に送り込んでください!チンコマイノリティを国会に!」
これを読んだあなたはどう感じましたか?バカだと思いましたか?自分は書いていてバカだと思いました。こんな奴登場したら真性包茎の人間と一部のバカを除
いて誰も投票しないでしょう。その程度のことしか言ってません。そもそも女性には真性包茎のカミングアウトなんてされてもただのセクハラでしかないですか
らね。ハトヤ元道議が真性包茎かどうかなんて知る必要は全くない。
別にハトヤ道議が真性包茎をカミングアウトするのは勝手です。真性包茎であることを誇りに持つのも構いません。そして真性包茎のための政策をぶち上げても
いいんです。ただ、だからといってそれを「チンコマイノリティ」と名乗って大多数のマジョリティ(仮性包茎ならびにズルムケ、そして女性)に対して真性包
茎であることをアピールするのは何の意味があるのでしょうか。彼が真性包茎であることと参議院議員に相応しいかは全く関係がない。これと同じことを某候補
はやっていると自分は思うのだけど。
誤解のないように言っておけば、その某候補は自分がマイノリティであることとは別にちゃんと実績を持っている人のようです。ただ、やはりマイノリティなら
ではの視点というのに誇りを持っているようで、そこをアピールしたがっているようにしか見えないのが問題だ。ちゃんと自分のやってきたことに自信があるの
なら、自分がマイノリティであることは隠す必要もアピールする必要もなく傍らに肩書きとして置いておき、それでもって選挙を戦えばいいだけなのでは。
あ、あと、本当のハトヤさんは真性じゃなく仮性です。なんだこのカミングアウト。
(追記:この候補は結局参院選で当選出来なかった。やはりマイノリティだけを売りにするのでは駄目だということなのかもしれない。)
SEGAが新たに稼動させたアーケードクイズゲーム「Answer×
Answer」を
やってみました。
KONAMIの「マジックアカデミー」シリーズとの大きな違いは早押しボタンがあることで
よりクイズ番組っぽい「対戦」を意識した仕様になっていますが、
アーケードで必死こいて早押しボタンを押すのは結構恥ずかしい。
さて、どっちが流行るんでしょうか。自分は問題が分かってるのに答えられないのはイヤなのでQMA派です。
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