兵器外観
名称 21cm Mrs 18 Brummbar(Mrs=Morserの略、Brummbarのuは、ウムラウト)
21cm臼砲 Mrs18 ブルムベア
型式
開発国 ドイツ
製造メーカー クルップ社など
配備国 ドイツ
製造初年
口径 210.9 [mm]
口径比長
砲身長 6070 [mm]
全長 [mm]
全高 [mm]
全幅 [mm]
重量 16700 [kg]
腔綫 有り
砲身材質
砲身命数 [発]
閉鎖機 水平鎖栓式左右開き
平衡機
駐退複座機
最大駐退力 [kg]
後座長 [mm]
照準具
高低射角 -0〜+70 [deg]
水平射角 16、旋回プラットホームを設置することにより全周可能 [deg]
最大射程 18700 [m]
装薬
射程距離 [m]
公算誤差
砲口初速 565 [m/sec]
発射速度 1 [発/min]
砲弾
操作人員 5〜7 [人]
布設所要時間 [min]
説明  本砲は、第二次世界大戦でナチスドイツが使用した重砲である。呼称は、「21cm Mrs 18 Brummbar」であるが、「Mrs」は、「Morser」の略で、英語では、「mortar」の意味である。日本語訳すと、迫撃砲または臼砲であるが、本砲のような、大口径の対重陣地攻撃用で、大仰角での射撃が可能な場合は、臼砲という呼称があたる。なお、迫撃砲は、比較的小口径で、歩兵砲として使われることが多く、英語では、攻城砲としてのmotarと対比して、「a trench mortar」と呼ばれることもある。「Brummbar」のuは、ドイツ語のウムラウトである。ブルムベアというと、4号戦車改造の重歩兵砲を思い浮かべる人が多いと思うが、この呼称で呼ばれたのは、本砲の方が先である。
 写真は、K.K様より提供頂いたもので、ポーランドのワルシャワ戦争博物館に展示のものである。展示砲は、実戦で失われたものか、平衡機、車輪の泥除け、側面のハンドルなど、多くの部品が脱落している。
参考文献

・「PANZER」 2002年4月号 現アルゴノート社
・「クルスク機甲戦」 学研

備考 写真は、K.K様より提供。ポーランドのワルシャワ軍事博物館にて撮影。

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2001.8.25更新 榴弾砲format_v0.5