兵器外観
名称 68式155mm迫撃砲
型式
製造国 日本
製造メーカー
配備国 日本
製造初年 1968年
口径 155 [mm]
口径長 8.8(砲身長より計算)
砲身長 1365 [mm]
全長 2500(射撃・運行姿勢とも) [mm]
全高 1400(最大発射角時) [mm]
全幅 1400(最大発射角時) [mm]
全備重量 900 [kg]
腔綫 無し(滑腔砲身)
砲身材質 [砲身部]
降伏点:80[kg/mm^2]以上、伸び:14[%]以上、絞り:30[%]以上、シャルピー衝撃値:3[kgm]以上
[底帽部]
降伏点:50[kg/mm^2]以上、伸び:15[%]以上、絞り:35[%]以上、シャルピー衝撃値:5[kgm]以上
砲身命数 [発]
閉鎖機 無し(前装方式)
平衡機 無し
駐退複座機 無し
最大駐退力 [kg]
後座長 [mm]
照準具 照準装置は、M34系照準器を使用。この照準器は、M62系L型眼鏡、M9系眼鏡取付具、M79系眼鏡タク座および補助タク座からなり、方向装置の取付座に装着する。 
上下射角 +45〜+65 [deg]
水平射角 右左各4.5 [deg]
最大射程 6000(通常弾のみ) [m]
装薬
射程距離 最大射程:6000 [m]
公算誤差
砲口初速 [m/sec]
発射速度 [発/min]
砲弾 68式155mm迫撃砲榴弾
操作人員 [人]
布設所要時間 [min]
説明 ●概要
 本砲は、陸上自衛隊が普通科支援火力の増援用として使用する目的で、1968年に仮制式化した迫撃砲である。制式化はされず、試製に終わっている。
●構造
 本砲の構造は、砲身部が底板に連結され、運搬時に使用する車輪を、射撃姿勢では砲身部の支持に利用するというものである。この構造の利点は、運搬姿勢から射撃姿勢への変化が、比較的早くできることである。砲身部は、滑腔砲身を採用し、基部には、底帽がねじ込まれている。よって、砲弾の装填は前装式である。底帽には、撃発装置があり、切替操作により、「撃発」、「落とし撃ち」の2通りの撃発操作が可能である。車輪部は、発射時には、砲身等を支持したまま連結金により底板と連結する。車輪の制動装置は、牽引車からの油圧によりピストンを作動させる。また、クイ形の駐鋤が3本あり、射撃の場合には、底板に接して打ち込み使用する。照準装置は、M34系照準器を使用する。この照準器は、M62系L型眼鏡、M9系眼鏡取付具、M79系眼鏡タク座および補助タク座からなり、方向装置の取付座に装着する。運搬方法は、主として1/4tトラックにより牽引するか、または、必要に応じ分解し、61式特殊運搬車により運搬することが可能である。61式特殊運搬車への積載に際しては、砲の各部の重量が200kg以内となるように分解が可能である。
参考文献 ・「仮制式要綱68式155mm迫撃砲 XB3003」 防衛庁 1968年2月2日
備考 写真は自衛隊武器学校にて撮影。

 

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2001.8.25更新 榴弾砲format_v0.5