兵器外観 | |||
名称 | 九六式二十五粍聯装高角機銃(96式25mm連装高角機銃) 通称: |
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型式 | − | ||
製造国 | 日本 | ||
製造メーカー | − | ||
配備国 | 日本 | ||
製造初年 | 1936年 | ||
口径 | 25 | [mm] | |
口径比長 | 60 | ||
砲身長 | 1.5 | [m] | |
全長 | 砲のみ全長:2.296 | [m] | |
全高 | − | [m] | |
全幅 | − | [m] | |
重量 | 単装砲:785 連装砲:1100 三連装砲:1800 砲のみ重量:115 |
[kg] | |
腔綫 | 12条、腔綫長:1.350m | ||
砲身材質 | − | ||
砲身命数 | 12000 | [発] | |
腔圧 | 2700kg/cm^2 | ||
薬室容積 | − | ||
閉鎖機 | − | ||
平衡機 | − | ||
駐退複座機 | − | ||
最大駐退力 | − | [kg] | |
後座長 | 110 | [mm] | |
照準具 | − | ||
上下射角 | -10〜+85(人力旋回、旋回速度12deg/sec) | [deg] | |
水平射角 | 360(人力旋回、旋回速度12deg/sec) | [deg] | |
射程距離 | 弾丸重量:0.25kgの焼夷両用弾について 仰角45度において:6800m 仰角50度において:7500m 有効射高:3000m 最大射高:5500m |
[m] | |
装薬 | 分離装薬式 | ||
公算誤差 | − | ||
砲口初速 | 900 | [m/sec] | |
発射速度 | 最大(サイクル):220〜260 効射(常用):110〜120 |
[発/min] | |
砲弾 | 固定式、いづれの弾種も完成弾重量:約0.68kg、発射薬重量:102〜110g(一式二号K3) 徹甲弾(弾丸重量:0.26kg、炸薬:なし、弾色:白) 対空対艦両用弾(弾丸重量:0.24kg、炸薬重量:0.01kg、弾色:えび茶) 焼夷両用弾(弾丸重量:0.25kg、炸薬重量:0.01kg、弾色:オレンジ) 曳光弾(弾丸重量:0.25kg、炸薬:なし、弾色:黄) |
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操作人員 | 連装砲:7人 三連装砲:9人 |
[人] | |
布設所要時間 | − | [min] | |
説明 | 本砲は、それまで使われていた毘式40粍機銃(ビッカース社2pdr砲の設計をベースに造られた40mm機関砲)の更新のために、1935年に開発されました。本砲の設計のベースは、フランスのホチキス社の機関砲でした。修正点としては、1)機械加工により製造されていた部品のいくつかを鋳造品にしたこと、2)ラインメタル社方式のサプレッサーを使用したこと、3)潜水艦搭載のものには、いくつかのステンレス製部品を使用したこと、などが挙げられます。そして、1936年9月に、「九六式二十五粍高角機銃」として制式化されました。口径20mm以上にもかかわらず、機銃と呼ぶのは違和感ありますが、日本海軍では、前述した毘式40粍機銃までを、機銃と称していました。 本砲は、およそ33000門が製造され、多くの艦や海軍の根拠地などに配備されました。本コンテンツの写真は、グアム島に配備されていた二連装のタイプです。他に、単装や、三連装のタイプがあります。 本砲の対空機関砲としての一般的な評価は、有名なボフォース社設計の40mm機関砲などの諸外国のものより劣っているというものです。その理由は、a)弾装が15発しか入らないため、弾装交換のため射撃が中断されること、b)照準装置に問題があった、c)最大射高が低い、などが挙げられています。 |
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参考文献 | ・「軍艦メカニズム図鑑 日本の戦艦・下」 泉江三著 グランプリ出版 | ||
参考WebSite | ・「WARSHIPS1」 URL:http://warships1.com/ | ||
写真 | AE-1様提供。グアム島のアガット海岸、ガアンビーチにて撮影。 | ||
作成 | − | ||
更新 | 2004/03/14 |
各部の写真です。画像をクリックすると、大きな写真が表示されます。 | ||
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2002.12.15更新 榴弾砲format_v0.6