RPGを被弾したM998ハンビー


 イラク戦争(イラクの自由作戦)中に、イラクのAl Kharmaにおいて、RPG(ロケット推進擲弾)を被弾した
米海兵隊のM998ハンビー高機動車の写真を紹介します。撮影場所は、イラクのAL SHAHABI、AL ANBARです。
撮影者は、米海兵隊のJORDAN F. SHERWOOD上等兵です。撮影日は、2004年6月8日です。

以下、写真引用元に掲載されていた説明文です。

"Damage to a US Marine Corps (USMC) M998 High-Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle (HMMWV)
after it was fired upon by insurgents using an RPG (Rocket Propelled Grenade) in Al Kharma, Iraq,
during Operation IRAQI FREEDOM.

Location: AL SHAHABI, AL ANBAR IRAQ (IRQ)
Camera Operator: LCPL JORDAN F. SHERWOOD, USMC
Date Shot: 8 Jun 2004"

No. 写真
(クリックすると大きな写真が見られます)
説明
1 RPGを被弾したM998の全体外観です。車体の左側面、荷台の上部に被弾しています。ハンビーシリーズは、M998やM1038など11種類のバリエーションがあります。そのうちM998は、兵員や物資の輸送を行う基本的(ベーシック)なタイプです。基本車体でも、いくらか装甲化されていますが、RPGの被弾には到底耐えられるものではありません。
2 RPGを被弾した部分のアップです。被弾した荷台側面のプレートは、外れて無くなっており、その横のプレートも表面が剥がれて、内部の断熱材らしきものが見えています。RPGの破片による孔や疵が、放射状に拡がっていることも確認できます。この痕から弾頭は、PG-7系の対戦車榴弾あたりかと思われます。
3 上の写真と同じ部分を別の角度で撮影した写真です。吹き飛ばされた荷台側面のプレートの上には、鋼製のガイドあったはずですが、それが爆発の衝撃で運転席側に折れ曲がっています。
4 運転席側に折れ曲がったガイドと、運転席の写真です。ガイドは、RPGの破片を受けて孔だらけになっています。
5 ガイドの被弾部分のアップです。黒く煤けて、孔だらけになっていることが判ります。
6 運転席です。被弾箇所が良かったことから、運転席には直接的な被害が及んでいないことが確認できます。
7 RPG(ロケット推進擲弾)がどのようなものか判らない人のために、RPGを装備した兵の写真を参考に掲載しておきます。写真は、RPGを装備するIraqi Security Forceの兵士です。弾頭は、PG-7系の対戦車榴弾です。引用元は、同じくDVICです。撮影者は、米海兵隊のKENNETH LANE上等兵です。
写真引用元に掲載されていた説明文は、下記の通りです。

"A member of the Iraqi Security Force (ISF) Commandos, 2nd Squad (SQD), 1st Platoon (PLT), 1st Company (CO), 9th Battalion (BN), 2nd Brigade (BDE), performs a foot patrol, armed with a rocket propelled grenade (RPG) launcher, through Cooley Camp, a neighborhood near the Habbaniyah Airbase. ISF perform security and stabilization operations (SASO) in Al Anbar Province Iraq in support of Operation IRAQI FREEDOM.

Location: COOLEY CAMP, AL ANBAR IRAQ (IRQ)
Camera Operator: LCPL KENNETH LANE, USMC
Date Shot: 28 Apr 2005 "

写真提供[Photographs supply]:

- Defense Visual Information Center
http://www.dodmedia.osd.mil/

撮影者[Camera Operator]:

- LCPL JORDAN F. SHERWOOD, USMC
- LCPL KENNETH LANE, USMC


作成:2006/03/11