たちあがれ日本は、民主党の小沢元代表の国会招致をめぐり党として証人喚問を求めているなかで、与謝野共同代表が反対を表明するなど国会対応などで意見の違いが表面化しており、党内の意見対立をどのように収束させるかが課題となっています。
民主党の小沢元代表の国会招致をめぐり、たちあがれ日本は、自民党などほかの野党と連携し証人喚問を求めていますが、与謝野共同代表は「刑事被告人に対して、リンチ裁判のようなことを国会がやるべきではない」と批判しています。さらに、尖閣諸島沖で起きた中国漁船による衝突事件を撮影したビデオ映像の取り扱いをめぐっても、党として全面公開を求めていますが、与謝野氏は「事件が収束しつつあるなかで、公開して波風をたてるべきではない」と主張しています。こうした与謝野氏の一連の発言について、党内からは不満の声が上がっていますが、与謝野氏は「小さな党だからこそ、正しいことを主張すべきだ」としており、意見の隔たりは埋まっておらず、党内の意見対立をどのように収束させるかが課題となっています