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【社会】

名古屋港水族館に雄雌のシャチ 千葉から貸し出し提案

2010年10月30日 朝刊

鴨川シーワールドのショーで元気に泳ぐシャチ。雄雌の貸し出しが実現すれば名古屋港水族館でこんな光景が見られるかも=千葉県鴨川市で

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 雌のシャチ「ナミ」がいる名古屋港水族館(名古屋市港区)に、鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)が来年1月から5年間、繁殖目的で雄雌各1頭を貸し出すと提案していることが分かった。実現すれば雄1頭に複数の雌という繁殖に適した条件が整い、名古屋生まれの2世への期待が高まる。

 シーワールドのシャチは体長6・5メートル、体重4トンの雄「ビンゴ」(推定28歳)と、体長5・2メートル、体重2トンの雌「ステラ」(同24歳)。

 借入料は5年間で5億円弱とみられる。水族館を運営する名古屋港管理組合の11月定例議会で借り受けを議論する。ビンゴとステラの間には既に子が生まれている。契約する場合、子が生まれたら1頭目は水族館がもらい受けるという条項を盛り込む見通し。

 名古屋港水族館は2003年、和歌山県太地町立くじらの博物館から雌のシャチ「クー」を有償で借り受けたが、08年9月に病死。ナミ(推定27歳)を同博物館から5億円で購入し、今年6月から飼育している。

 

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