2010年10月31日8時26分
ミスコンのプレイベント「ミスキャンパス関関同立」に出演した4大学のミス候補者たち=16日午後、京都市中京区、筋野健太撮影
立命館大も「学園祭のイベントとしては好ましくない」との立場だ。「ミスキャンパス立命館」の主催者代表で3年の大久保晶平さん(21)は「性の商品化という批判もあるが、ミスコンの入賞は就職活動で使える肩書にもなる。女性の社会進出の一つのツールと考えたい」と語った。
ミス候補たちはどう考えているのだろう。
関西大3年の田中愛さん(21)は「どうして関西の大学にはミスコンがないんだろうと以前から思っていた。コンテストの企画で地域取材の経験もできて楽しい」。同じく候補で同大学3年の河村彩香さん(21)は、「容姿を評価するのが差別的といわれるけれど、実社会では学歴や試験の点数で評価されることの連続。ミスコンがことさら女性差別とは思いません」と話す。
ミスコンの本選は、関西大が11月2日、関西学院大が同7日、立命館大が同21日、同志社大が同26日に開かれる。(阿久沢悦子)