広島県北広島町の臥龍山(標高1223メートル)の山頂付近で、島根県立大1年、平岡都さん(19)の頭部が見つかった死体遺棄・損壊事件で8日午前、頭部の発見現場から約100メートル離れた場所で、人の胴体が見つかった。手足はないという。これまで平岡さんの遺体は、頭部しか見つかっておらず、島根・広島両県警の合同捜査本部ば同山一帯を捜索していた。捜査本部は、発見した胴体が平岡さんのものか、確認を急いでいる。
捜査本部によると、発見された人の胴体は手足を切断され、衣服を着けていなかった。首からあごに向かって鋭利な刃物で切断された跡があり、一部が動物に食い荒らされていたという。
捜査本部によると、平岡さんは先月26日夜、アルバイト先の島根県浜田市内のアイスクリーム店を出た後、行方が分からなくなっていた。今月6日、臥龍山で発見された平岡さんの頭部は、司法解剖の結果、死後7日以上経過しており、同26~31日の間に殺害されたとみられる。また、顔面に内出血があり、生前に殴打されたと推定されている。
2009年11月8日