昨年秋に遺体で見つかった浜田市の県立大生、平岡都さん(当時19)を慰霊する県立大の花壇「Garden of Hope」で21日、学生や教職員らが花の苗を植える作業をした。
本田雄一学長ら約80人が参加。地元で花を育てている高齢者グループも加わった。黙とうの後、サルビアやベゴニア、パンジーなどを植えていった。「命をつなぐ」思いが込められた花壇に、命を吹き込む作業と位置づけた。今後も、苗、球根を植え、合わせて30種類600本として、平岡さんが行方不明になってから1年の26日に「開園の集い」を開く。
1年の女子学生(19)は「事件の時はいなかったけど、この行事には参加しようと思っていた。(犯人を)早く捕まえてほしい」と話していた。【大西康裕】
毎日新聞 2010年10月22日 地方版