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「中国の蛮行」安倍元首相が批判
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【ワシントン=佐々木類】自民党の安倍晋三元首相は15日、ワシントン市内で講演し、沖縄・尖閣諸島近海での中国漁船衝突事件について「中国の蛮行に対して日本は船長を解放して間違ったメッセージを送ってしまった」と批判した。
同時に、領土を守るという断固とした姿勢を示すため、中国に対し「集団的自衛権の行使を認め、(海外への武器輸出を原則禁じている)政府の武器輸出三原則の見直しを進めてIT産業を活性化させる必要がある」と語った。
異様なスピードで軍拡を進める現在の中国共産党については「経済的不満が国民の偏狭的な愛国心を刺激して怒りの矛先が指導部に向かうことを恐れている」と分析。「自由、民主主義、基本的人権、法の支配という価値を尊重することが経済成長につながることを理解させなければいけない」と述べた。