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木嶋佳苗容疑者 事件時付近のホテルに 宅配受領のサイン酷似

 埼玉などの連続不審死事件の一つで、昨年死亡した東京都青梅市の寺田隆夫さん=当時(53)=の自宅に届いた「料理道具」名目の宅配便の受取伝票に記されたサインが、無職木嶋佳苗容疑者(35)=殺人容疑で再逮捕=の筆跡と酷似していたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、木嶋容疑者が自ら発送、中身は事件に使われた練炭やこんろだった疑いが強い。警視庁青梅署捜査本部は、木嶋容疑者が寺田さんに気付かれないために自らサインして荷物を受領したとみている。

 また、木嶋容疑者が事件当日の昨年1月30日に、現場近くのホテルに宿泊していたことも新たに判明。捜査本部は、事件時、現場にいたことを裏付ける状況証拠の一つとみて調べている。

 捜査関係者によると、木嶋容疑者は事件前、インターネットで練炭やこんろを購入。宅配便は自ら寺田さんのマンションに発送し、受取伝票には「寺田」のサインが残っていた。だが、筆跡は木嶋容疑者のものと酷似していたという。

 寺田さんは昨年1月30日夜から31日の間に死亡したとみられ、同2月4日に遺体が見つかった。室内には練炭を燃やしたこんろ六つが置いてあり、寺田さんが購入した形跡はなかった。部屋は施錠され、3本あった鍵が1本見つかっていない。

 捜査本部は、木嶋容疑者が昨年1月30日夜に寺田さん宅で、寺田さんを眠らせた後、練炭に着火し、部屋に鍵をかけ、近くのホテルに泊まったとみている。睡眠導入剤などを服用させた疑いが強いという。木嶋容疑者は当時、東京都板橋区に住んでいた。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年10月30日 17:01 ]

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