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菅本麻衣子

On Saturday 30th October 2010, said:

なぜ修習が必要かという事についてまとめてみました。
ロースクールができロースクール出身の法曹が多数産まれました。すでに新しい法曹教育のあり方については検証可能なはずです。それをふまえて考えると、あくまで私の印象ですが、やはり今のローの教育内容を前提にすると司法試験合格後の修習は不可欠。修習廃止論は無理があると思います。
かといって、既習2年未習3年というローの教育機関で、これ以上の内容を詰め込めるかというと、少なくとも上位ローの教育内容以上のものを詰め込むのは難しいと思います。とすればローをさらに充実して修習廃止も非現実的。さらに、実務修習で実際の現場に入って学ぶことはローでは難しいです。
修習生なら弁論準備期日を傍聴できてもエクスターンシップでは無理ですし!しかも裁判所検察庁の中に入るはロー生では無理。実務修習は、法曹三者が共通の土俵の上で手続を行うためには是非とも有るべきものです。本当は1年じゃ足りなくてもう少し充実させた方がいいくらい。
ローが発足した当初、修習をいきなりなくさずとりあえず1年間修習を残しました。その結果今の法曹が生まれていますが、ローだけで新人教育は十分だという先輩実務家はどれほどいるでしょう。私は若い人たちの質が悪いとは思いませんが、それはローと修習の両方が有るからではないかと思います。
なおアメリカは修習なしでうまくいっているじゃないかというかもしれませんが、アメリカはローに高額の学費をかけさせてなおかつ運転免許の高級なものぐらいの資格しか与えないというのは不合理な司法制度だと思います。質も競争でしか保ててないから安かろう悪かろうになっているのではないかと危惧します。無事就職できれば弁護士費用を日本より遙かに高く取って資本回収が可能なようですが、就職できなければ地獄です。
というわけで修習は必要という前提に立って、給費制について考える必要があると思います。

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