五輪招致「市民理解深まっている」　秋葉市長

　広島市の秋葉忠利市長は２９日の会見で、招致を検討している２０２０年の夏季五輪の基本計画案を説明するため、現在開いている市民説明会について「市民の理解は深まっていると思う」と話した。

　市によると、市が参加者に行ったアンケートの回答者４０４人中、８３％の人が「理解が深まった」と回答したという。秋葉市長は「内容を理解してもらうという目的は達成できている」と述べた。

　市は、国内候補地に立候補するかどうか年内に判断する方針。秋葉市長は「市が招致決定をしてから議会に諮るので、基本計画案を１２月議会に上程するのは時間的に難しい」と話し、立候補には市議会の議決などを前提としない考えを示した。（山下奈緒子）