広島市の秋葉忠利市長は29日の記者会見で、2020年夏季五輪の市民説明会の直後に参加者にアンケートした結果、回答者の約8割が「理解が深まった」と答えていると発表した。市長は「今後もより多くの方に賛同してもらえるよう努めたい」と強調した。
市は、先に公表した開催基本計画案を基にした市民説明会を21日から始めた。28日までに6区で開き、延べ458人が参加。計画案への理解度を尋ねるアンケートには、回答した356人のうち、83・4%の297人が「大変深まった」か「ある程度深まった」を選んだという。説明会は30日までに全8区で開く。
財源に見込む1千億円近い寄付金の実現可能性が論点になっているが、会見で秋葉市長は「寄付金集めも説明を聞いて無理ではないと分かり、頑張ってほしいとの声も寄せられている」と述べた。
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