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今週の記事1本

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奄美地方の集中豪雨
3巡回教会で浸水被害

  20日から鹿児島・奄美地方を襲った集中豪雨。奄美地区長の小隈憲士神父(鹿児島教区)によると25日現在で被害が報告されているのは3教会。
  今回、被害の大きかった奄美大島中部・住用(すみよう)地区の山間(やんま)教会で床上1メートルの高さまで浸水したほか、名瀬の西仲勝(にしなかがち)・知名瀬(ちなぜ)両教会でも浸水被害が出た。3教会はいずれも巡回教会。
  住用地区には高齢の信者が十数人いるが、相互に安否確認がされている模様。水道・電気は復旧し始めており、消防が一時的に川の水で教会内のドロを洗い流すなど対応したという。
  細長い奄美大島を縦断するように走る国道58号線が随所で分断され、現在も昼間だけ片側車線を通行したり、迂回(うかい)路を通ったりする状況。当初、電話線の回復に時間を要するなど混乱もみられたが、住民同士の安全確認がとれた所では、落ち着きを取り戻しているという。週末は天気に恵まれ、島内各地から住用地区へ応援が向かうなどし、各地で復旧が進んでいる。
  「被害を受けたのは巡回教会ばかりですが、集落の人たちが協力してくれているんじゃないですかね。島特有の『結(ゆい)』の精神(=互いに助け合う心)がありますから」と、各地の状況確認に奔走してきた小隈神父は話した。

 

 

 

 

 

 




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