「池田呉服座」41年ぶり復活!来月1日に初日公演
41年ぶりに復活する池田呉服座 |
早乙女太一(19)らの活躍で大衆演劇がふたたび脚光を浴びる中、大阪府池田市に芝居小屋「池田呉服座」が41年ぶりに復活オープンする。
「いまの時代に北摂地区で大衆演劇を上演して客を呼べるのか、と言われました。しかし、子供のころに呉服座に通って大衆演劇の良さを感じて役者を夢見たこともあったので、芝居小屋をぜひ復活させたかった」
私費を投じて長年の夢を実現させたのは座元の山崎照久氏(63)。地元で不動産賃貸業を営み、アマチュア劇団も主宰している。旧呉服座は1969年に閉館後、建物は愛知県犬山市の明治村に移設されているが、新呉服座は外装をできるかぎり似せて造ったという。
「ただ、映画館跡のマンション1階を改装したので、天井が低いのが劇場としては難点。それに人気のある劇団をどれだけ呼んでこれるか。そのためにもイメージアップと実績を積むことが大事でしょうね」(山崎氏)
11月1日初日のこけら落とし公演は「劇団紀伊国屋」でスタート。「来年後半には公演ラインアップも充実してくると思います」と、山崎氏は前を向いた。
[ 2010年10月29日付 ]
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