|
北陸電力の志賀原子力発電所2号機の運転差し止めを地元住民らが求めていた裁判で、最高裁判所は、住民の訴えを退けた2審判決を不服とした住民側の上告を29日までに棄却しました。
これで住民側の敗訴が確定しました。
この裁判は志賀原発2号機の耐震性に問題があるとして周辺の住民らが運転の停止を求めていたものです。
1審の金沢地裁は、平成18年に住民側の訴えを認め、国内の商業用原子炉として初めて2号機の運転停止を命じましたが、北陸電力が控訴した2審では、去年3月に「北陸電力は志賀原発の安全性を立証した」として、住民側逆転敗訴の判決を言い渡していました。
住民側が2審判決を不服として上告していたのに対し、最高裁判所は、29日までに上告を退け、これで住民側の敗訴が確定しました。
志賀原発は現在、1号機、2号機ともに稼動しています。
|