照れくさそうに登場するといきなり「こんにちは。キャンドル・ジュンです」と最近の芸能ネタのボケで笑わせたが、作家デビューについては「昔から小説が大好きで小説家になる夢がかないました」と素直に語った。
テレビやラジオでは自由奔放な毒舌が人気の太田は知識量が豊富で、話題の引き出しも多い。大の読書家で知られ、向田邦子や村上春樹(61)など年間約100冊を読破するという。
「マボロシの鳥」は芸人の一瞬の輝きを1羽の鳥で表現した表題作など計9編の短編集で、約1年半かけて書き上げた。
「芸人として人のことをウダウダ言ってるだけでなく、批評される立場になりたかった」と出版の意図を説明。本の帯には尊敬するビートたけし(63)のコメントが掲載されており「たけしさん、ホントに読んだのかな」とボヤきながらもうれしそう。「本が売れたら爆笑問題は解散?」と聞かれ、「あります!」と断言し爆笑を誘っていた。