広島・マツダ工場で6月、車にはねられた12人が死傷した無差別殺傷事件で、広島地検は29日、殺人や殺人未遂などの罪で、元期間従業員、引寺利明容疑者(43)を起訴した。
地検によると、引寺被告は動機について「同僚からの嫌がらせを放置したマツダに恨みを持った。事件を起こせばマツダの評判が地に落ちて、復讐できると思った」と供述。嫌がらせは「家の中に入られたり、車の中のものを勝手に動かされたりした」と説明している。
しかし、広島県警の捜査の結果、嫌がらせの事実や上司に相談した形跡は確認できていない。
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