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フェイク 第457号 2003年(平成15年)7月11日(金)

アメリカ イスラム団体、宗門に謝罪を要求

ニューヨークの「ニュース・ディ」紙が報道

長坂、水島が「イスラム教徒は侵略者」等と誹謗

 日蓮正宗は今、アメリカ・ニューヨークで窮地に立たされている。同宗の長坂慈精(ニューヨーク・妙説寺住職)、水島公正(同宗の教学部副部長)が、「イスラム教徒は侵略者」「盲目的な信仰」等々、感情的に誹謗中傷し、それをインターネットで流したことに対して、全米のイスラム団体が同宗に謝罪を要求していることが地元紙「ニュース・ディ」で報道(9日付)され、明らかになった。

 「ニュース・ディ」紙の発行部数は約10万部で、その影響力の大きさは計り知れない。まず、同紙の報道記事を紹介する。

     ☆     ☆

 全米のイスラム団体が、イスラムに対して不遜な主張をし、その内容をインターネットに掲載したとされるフラシング(地域)の仏教徒に謝罪を要求した。

 アメリカ・イスラム関係評議会の所長であるガジ・カンカン氏は、長坂慈精住職が「イスラムは偽りの宗教である」等と軽蔑的な主張をしたと述べている。アラーは「想像上の虚像」であると、もう一人の仏教僧によって類似した主張がされた後に、このコメントが出された。

 「私は仏教徒が平和な人たちだと理解していましたので、驚きました」と同氏は言う。

 「なぜ、他人を攻撃するのでしょうか。私には理解できませんでした」と。

 カンカン氏や他のイスラム・リーダーらはフラシングのビーチ通りに位置する日蓮正宗の仏教寺院の前でニュース会見を行った後、寺院の役員に388名の署名入り請願書を届けた。

 この署名はロングアイランドのウェストベリーの拠点をもつイスラミック・センターを含む、モスクのメンバーから集めたものだと同氏は述べている。

 カンカン氏によると、当請願書にはフラシングの寺院の住職である長坂に、聴衆の前で彼が行ない、後に寺のウェブサイトに掲載された彼の発言に対して謝罪するよう要求している。

 ウェブサイトに掲載された問題となっている主張は、イスラム教徒からの手紙や電話を受けた後に即座に排除されたものの、長坂のコメントは、より深い理解と謝罪があって、初めて修正されるものだと当評議会は述べている。

 「これは世界の12億人ものイスラム教徒、そして、その内の7百万人のアメリカ市民を傷つけるものです。私たちはここに住んでいるのですから、仲良く共存しなければいけません」とカンカン氏は述べた。

 咋日、戸口に出た寺側の役員は、記者の質問に答えることを拒否(中略)。ジャマイカ所在の北米イスラミック・サークルの所長、マハマッド・タリカー・ラーマン氏によると、イスラム教徒に対する数多くの非難の一例に過ぎないことが懸念と述べた。

 「私達は理解を基盤として調和しなければなりません」「今日、イスラム教徒は不当な評価を受けているのです」

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 この他、同紙は日蓮正宗が独善的主張をしている旨、報じている。以上が「ニュース・ディ」紙の記事である。

 問題になった長坂、水島の発言は数多くあるが、そのなかの幾つかを挙げると――

  1. イスラム教を「盲目的信仰」と決めつけイスラム軍はインドに侵攻し、ヴィクラマシラー寺院を破壊、侵略者・イスラム教徒は全ての僧侶・尼を殺害し、インド仏教を消滅させた。
  2. 像法時代末期にインドの仏教がイスラム教徒により破壊されたように、末法の時代には、イスラム教を含む全ての邪宗教が仏法によって破られる。
  3. 冷酷で無慈悲な神が人類の親とされる正当性はない。そんな神は存在せず、単に想像の産物に過ぎない。存在もしない神を信じることを人々に強いる宗教こそ、傲慢で慈悲を欠いたものだ。
  4. (イスラム教の)規制(女性が顔面をベールで覆うことや、一日に5回も祈祷すること)は国際交流の時代である今日、様々な問題を引き起こす。
  5. イスラム教の国々は、自らの隔離的、独善的な信念の結果、ますます孤立する。中東での絶え間ない紛争はイスラム教がもたらず悲劇的な害悪の直接的な表れだ。その間違った数えを信じる人々の生命や人間性が堕落するのは当然だ。

Last-modified: 2007-11-25 (日) 19:16