★鉄心石腸★

　今回は、7/2(木)に行われた『「社長」稲船敬二がこたえる会』のレポっぽいものをお伝えします。

　とは言え、最初の30分ぐらいは諸事情で参加できなかったので、途中からになります。
　且つ、内容は掻い摘んで書きますので、ご了承下さいませ～。

　また、レポ全体がちと長い内容になるので、先ずは前半だけお送りします。

●質問フォームから寄せられた質問への回答


　最初の1時間30分は、フォームから寄せられた質問への回答コーナーでした。

　ただしラジオでの質問＆回答みたいに葉書の内容をそのまま読んで答えるのではなく、概ねこういった質問が多かったですよ～という進行係さんの発言に対して、社長が答えていくという内容となりました。

◆前説的なモノ
　我ながら微妙なタイトル（笑）。

　先ず最初に、社長のダレットブログにあったようなお詫びを改めて行っていました。

　「自分自身に力が足りない　力をつけなきゃ　権力に打ち勝つことはできない」

　自分の先日の記事でも載せていましたが、最大の敵はこの権力ってヤツです。これを上手く味方にする必要があるわけで。

　「ここの内容よりお金の価値にしか興味ない人ばかりだから」

　最後の方にはこんな意味深な発言もありました。
　※ここ載せてヤバイようだったらご連絡下さい（笑）。消しますので。

　大体ここまで読めば、今回の顛末が8割方お分かりかと思います。敢えて書きませんけど。

　でもこの発言を受けて、スタッフさんが

　「おもしろいことをしていればついてきてくれる人はきっといます」

　って言っていたり。嬉しい事言ってくれるじゃないの。
　確かに、面白いものには付いていきますよ！ 後はそれがマスベースに乗ってくれれば！

◆DWの復活はありますか？
　で、前説的なモノは、この質問の回答で言っていたような。結局これってどういう回答してたんだっけ（笑）。

　前説的なモノの内容を含めた上で、今は無理だけど、力を付けたら復活を真っ先に考えるよ！ …って感じだったと思います。

◆なぜダレットワールドが終わっちゃんですか？ どういう経緯でサービス終了にいたったのか教えてください

　「答え方にこまるな」

　というところから始まり、後は要所を掻い摘むと…。

　・DWはまだ１年ちょっとなので止めるには早いと思う

　・MHFの運営が順調なんでそのコミュニティ継続とDWは重要

　・だけど新しいビジネスなので新しいことを理解できる人が何人いるかが重要

　ちょっとここだけだと意味が掴み辛いので、後で出てくる内容を先に紹介してしまいます。

　「コミュニティだけでビジネスが成り立つかだ」

　「コミュニティはサービスでしょ。それ以外ののもで儲けてコミュニティがフォローって形なんじゃない」

　「そこを切り離して儲かった儲からなかったって、おかしいよ。そう考えられる経営なくして成功はないね」

　つまり、コミュニティ単体で儲けを生むのではなく、あくまでサービス間サービスという考え方。なしてアグレッシブな要素を突っ込まなかったのかと思ったら、そういう事だったのか…。得心。

　さらに分かりやすく、ホテルの例えが出てきます。

　「高級ホテルには素敵なエントランスや素敵なレストランがある」

　「でも儲けてるのは部屋を貸してること。部屋とエントランスを切り離しちゃうとエントランスでは儲からない」

　「庶民的なホテルではエントランスはしょぼいしレストランもなかったりする」

　「高級ホテルはサービスがいいから高い料金なんだ。エントランス自体もサービス。高級な気持ちになってもらうため」

　「コミュニティもいっしょかなって思ってる。だからエントランスだけではなく、泊まってもらう部屋を用意できるかが鍵」

　社長のコミュニティサービス感が伺えますね。

　でもこれって直接数字に転化しない以上、現場をあまり見ない経営陣が理解するには、かなり難しいお話でもあります。これが上の敵だ味方だのお話に繋がってくるヒントですね。

◆サービス終了についてのお気持ちを伺いたい

　「俺はＤＷで出会った人たちが本当に好きです」
　
　というところに始まり、マイページでの日常的な挨拶の重要さ等を得々と説いていました。

◆稲船社長がダレットワールドから学んだことはなんですか？

　「すごく久しぶりなみんな！　元気か？」

　だそうです。回答かこれ？（笑）

　社長のこういった物言いを見るにつけ、毎度トシちゃんのCMを思い出す始末。申し訳。

◆稲船社長がダレットワールドから学んだことはなんですか？

　「現実の厳しさというか醜さを学んだ」

　ざっくり言うと、前述の内容ですね。

◆仮想世界サービスは時期尚早だったとお考えですか？

　「早すぎて悪いことなんてなにもない。なんでも経験をつむ事が大切」

　「失敗は必要な経験のひとつだ。失敗のないやつほど脆いからな」

　心底ごもっともなお話です。

　そしてお話の途中のところどころに入れてくるイケD氏の発言が面白かった（笑）。

　イケ【D】:いい失敗
　イケ【D】:きれいな赤字

　…怒られないのだろうか（笑）。

◆社長はこれからのネットコミュニケーションはどのように進化するとお考えですか？

　「わかってたらぼろもうけできるな」

　これまた至極ごもっともなお話です（笑）。

　尚、この後ホテルの例とかが出てきました。

◆この世界は社長が思う「ダレットワールド」になりましたか？

　「まだまだだな」

　え、越前リョーマですか！（爆）

　それは良いとして、話は以下に続きます。

　「まだここは自分の住んでる場所には出来てない」

　「自然とここにみんなが戻ってくることがしたかった」

　「まだここは遊びに来る場所。戻る場所じゃなかったね」

　「ここでみんなが生活してる感じが欲しかった」

　「前から言ってるように、ここで働きここで暮らすような、もうひとつの生活。そんな場所にしたかったよ」

　第二の生活の場、という事でしょう。確かにそういう方向性でしたしね。

　ほら、これはやっぱり食事システムを実装すべきだったんです（笑）。これ普通に企画さんとかも言ってたのにな～。残念。

　まーでもぶっちゃけ、常にDWにいるような仕組みにするのであれば、PCを起動したらデスクトップ上で常に動いてる世界にしちゃうとか、MHFのキャラとしてMiiみたいに操作できるようにしちゃうとか、その手の強引なシステムが必要なのかもな～。

　いちいち「ダレットワールドを起動する」と意識することなく、毎時動いていないとね～。そんな時代はもう少し先だと思うけども。

◆社長にとって『ダレット』とは？

　「チャレンジかな。俺、挑戦が大好きなんだ」

　「カプコンの中でも一番のチャレンジャー」

　一瞬ドナルドが頭をよぎるが、黙殺。

　「成功したければ、失敗を恐れるな　だ」

　「世の中の殆どが失敗を恐れた生活につかってるよ。それではだめだ。失敗の何が怖い」

　「成功の喜びの方がいいに決まってる。だから頑張るんだよ。頑張れないと失敗するよ。成功を信じて突き進もうぜ」

　まるで修造のようなアツイお言葉ですが、この手のお話はCEDECでも仰っておりました。
　とにかくチャレンジ！ 失敗を恐れるな！ という事でした。

●フリータイムの質問への回答
　以降、フリータイムの質問に移ります。

　が、ちと長いので今回はこれにてお終い。続きはまた後日書きます。

　ぐんな～い。