自宅に監禁し借用書署名を強要　元プロ競輪選手ら逮捕　警視庁

　借金をめぐるトラブルから知人男性を自宅に監禁し、無理やり借用書に署名させたとして、警視庁五日市署と福生署は、逮捕監禁と強要の疑いで、東京都青梅市木野下、元プロ競輪選手、入倉謙二容疑者（４１）ら２人を逮捕した。

　五日市署によると、いずれも男性を入倉容疑者宅に連行、監禁したことは認めているが、署名の強要については否認している。

　逮捕容疑は、知り合いの男性会社員（３７）が返済期日を過ぎても借金を返さないことに腹を立て、平成２０年９月２２日、男性を入倉容疑者宅に車で連行し、同月２３日までひもで縛って拘束。さらに「借用金額１２００万円、支払期限平成２１年３月末日」などと書かれた借用書に無理やり署名させたとしている。

　同署によると、男性は入倉容疑者と十数年来の知り合いで、事業に失敗した際に運営資金や生活費を入倉容疑者から借り入れていたという。

　入倉容疑者は平成１５年に引退していた。