着服容疑:顧客の2億円超?大福信金元支店次長逮捕 大阪

2010年10月5日 10時47分 更新:10月5日 11時30分

 顧客から預かった100万円の小切手を換金して着服したとして、大阪府警東住吉署は4日、大福信用金庫(本店・大阪市福島区)の元支店次長、北村典義容疑者(43)=奈良県王寺町舟戸2=を業務上横領の疑いで逮捕した。「競馬で数百万円の借金があり、その返済などに充てた」と認めているという。預金を引き出すなどの手口で計約2億4000万円を流用したとみられ、余罪を追及する。

 逮捕容疑は東部市場支店(大阪市東住吉区)の次長だった09年1月中旬ごろ、顧客の食品会社から預かった100万円の小切手を現金に払い戻して着服した、としている。

 東住吉署などによると、北村容疑者は塚本支店(大阪市西淀川区)次長だった07年8月ごろから、70回以上にわたり、勝手に顧客の小切手を払い戻したり、預金を引き出していた。ばれないよう、着服した金で穴埋めを繰り返し、実際の損害は約4000万円という。既に懲戒解雇されている。【阿部弘賢】

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