2010-10-26 21:00:00

9.空気の精 アリエル (4) スクエア・フォア

テーマ:クラシック・バイク

 アリエルは単気筒のバイクばかりを作っていた訳けではありません。


それどころか、他に類を見ないスクエア・フォアと言う、エンジン形式

追求していました。


それはシリンダーボックス状に並べた特異なエンジン形式でした。


 アリエル・スクエア・フォア (1931~1936年以前 500cc)

「クラシックで行こう!」-4-600-1
ブラック・アリエルに分類されるのでアリエル初期の作品です。


 アリエル・スクエア・フォア (1932年式? 600cc)

「クラシックで行こう!」-SQ4-1


 アリエル・スクエア・フォア (1932年式? 600cc)

「クラシックで行こう!」-SQ4-2


 アリエル・スクエア・フォア4G (1937年式 995cc)
「クラシックで行こう!」-4G-01


この時代、バイクと言えば単気筒か2気筒(Vツイン、パラレルツイン)が

主流で4気筒のバイクは他に類を見ませんでした。


しかし、当時はエンジン冷却方式と言えば空冷しかありませんでした。


当然、ボックス状に配置された4基のシリンダーの内、後部の2基の

シリンダー冷却不足となり、この問題には終始悩まされ続けました。


                                       (この項続く

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2010-10-22 21:00:00

8.空気の精 アリエル (3) レッド・ハンター

テーマ:クラシック・バイク

 ブラック・アリエルに対しガソリンタンクが赤く塗られた物は

レッド・アリエルと呼ばれました。


その中で単気筒のモデルがレッド・ハンターでした。


 アリエル・レッド・ハンター (1938年式 OHV単気筒 350cc)

「クラシックで行こう!」-RH-02

 アリエル・レッド・ハンターVH500 (1932年式 OHV単気筒 500cc)

「クラシックで行こう!」-VH500-1

 

 アリエル・NH・レッド・ハンター (1953年式 OHV単気筒 347cc)
「クラシックで行こう!」-NH-2


 アリエル・NH・レッド・ハンター (前・後姿)
「クラシックで行こう!」-NH-05
ハンドル幅は686mmと狭く、脇を絞る様なライディング・ポジション

なります。


ステップもアジャスタブルで好みの位置に可変する事が出来ました。


レッド・ハンターのシリーズは当時としてはかなりスポーティモデルでした。


このため、サスペンションガーター・フォークからテレスコピック

プランジャーからスイング・アームと数々の方式が試されました。


時代的に新しいモデルに古い形式のサスペンションが付いている物が

あるのはこの為です。
                                   (この項続く

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2010-10-18 21:00:00

7.空気の精 アリエル (2) ブラック・アリエル

テーマ:クラシック・バイク

 前回、アリエルが馬車用のワイヤー・スポーク車輪

ペニー・ファージング型自転車と言った、空気の精 に相応しい製品を

送り出して来た事を述べました。


しかし、その自転車はブレーキも掛けられない程、危険な乗物

今の自転車の原型、ローバー型安全自転車に採って変られ、時代の波に

飲まれて消えて行った事も述べました。


ですが、1902年にアリエルコンポーネンツ社に買収され、

2輪と4輪車の生産を始めました。


 アリエル 3pk (1908年 325cc)

「クラシックで行こう!」-3pk-1

1926年には4輪車の製造を中止し、オートバイの生産に専念する様に

成りました。


しかし、1932年、財政難のため、コンポーネンツ社は倒産してしまいました。


そこでジャック・サングスターはアリエルの支配権を格安で買取り

バーミンガムに新工場を建設して社名をアリエル・モータースに変えました。


新工場ではエドワード・ターナーの設計による新型車が生産されました。


これは後日生産された赤いタンクのアリエルに対して黒いタンクを装備して

いたのでブラック・アリエル と呼ばれています。


 アリエルVB (1936年式 サイド・バルブ単気筒 598cc)

「クラシックで行こう!」-VB-1
サイド・バルブ形式の頑強なエンジンを持つ実用車でした。


 アリエル スクエア・フォア (600cc、1931~1936年頃の生産と

                     思われます。 )
「クラシックで行こう!」-4-600-1

ボックス状にシリンダーが並んだスクエア・フォア・エンジン

特徴です。


アリエルもまた、第二次大戦中、軍用オートバイを生産しました。


                                         (この項続く)

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