首都圏で爆発物騒ぎが相次ぐ

 主要20カ国・地域(G20)首脳会議のソウル開催を2週間後に控えた28日午後、首都圏で爆発物騒ぎが相次ぎ、市民が避難する事態となった。

 ソウル鍾路警察署によると、28日午後8時ごろ、ソウル市鍾路区の地下鉄1号線鐘閣駅近くで「爆発物を見つけた」との通報があり、警察の爆発物処理班などが緊急出動したが、確認したところ、ホームレスが使用している旅行かばんだったことが分かった。

 警察は、「鐘閣駅の4番出口に設けられた手すりに、テープで縛った旅行かばんがあるという通報を受け出動したが、かばんを開けてみたところ、ホームレスが使う新聞紙や靴、菓子などが入っていた」と説明した。

 また、夜8時30分ごろには、京畿道安養市東安区のポムゲ駅近くで、爆発物の疑いがあるかばんが発見され、特殊急襲部隊(SAT)や消防隊の25人が出動したが、かばんの中には何も入っていなかった。

 これらの爆発物騒ぎにより、通行人は避難を強いられ、また警察による交通規制のため、鐘閣駅やポムゲ駅の周辺一帯で交通渋滞が発生した。

アン・ジュンヨン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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