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秋篠宮ご夫妻と佳子さま、口蹄疫被害農家を見舞う

2010年8月2日19時45分

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写真口蹄疫被害のお見舞いをする秋篠宮さま、紀子さま、佳子さま=2日午後、宮崎県高鍋町、森下東樹撮影

 宮崎県滞在中の秋篠宮ご夫妻と次女の佳子さま(15)は2日、同県高鍋町の県立高鍋農業高校で、口蹄疫(こうていえき)の被害を受けた地元畜産農家らを見舞った。同県で開催されている全国高等学校総合文化祭の視察に訪れているもので、「あわせて被害農家に励ましの言葉をいただけないか」という県側の要請に応えた。

 面会したのは、感染が集中した川南町や高鍋町など県内11市町の畜産農家の代表者と自治体の長、同校畜産科の生徒ら計24人。農家の代表者らは時折涙ぐみながら「まだ元気な牛を殺さなくてはならないのはつらかった」などとご夫妻に話した。

 秋篠宮さまは「今までずっと蓄積されてきた技術が途切れてしまうのは大変なことと思います」「父(天皇陛下)が大変心配しておりました。殺処分は本当につらかったでしょう」などと一人一人に話しかけた。そして、ご夫妻で「もう一度、宮崎の畜産業を立ち上がらせてください」などと励ました。

 同校も口蹄疫の被害を受けた。3年の江藤真奈さん(17)は「前の日に生まれた子牛を殺さなくてはならなかった時は本当に悲しかった」と話し、「がんばってください」との紀子さまの励ましにうなずいていた。

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