2010年10月25日(月)「しんぶん赤旗」

住みよい社会へ共に

きょうされん大会終わる

福岡


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(写真)「きょうされん」第33回全国大会の閉会全体会=24日、福岡市

 全国の小規模作業所などを組織する「きょうされん」の第33回全国大会inふくおかは24日、閉会しました。

 初日に続き障害者の暮らし、労働、地域ネットワークなど22の分科会が開かれ、経験を交流し課題などを深めました。

 特別企画のシンポジウム「人権・いのち・尊厳そして運動」では、人権に深いかかわりのある多彩なパネリストが発言しました。水俣病やハンセン病、薬害肝炎の問題、知的障害者が警官に取り押さえられる中で死亡した事件などについて、人権の視点から意見がかわされました。

 今大会の実行委員長でもある薬害肝炎原告団代表の山口美智子さんは、「どんな問題も根っこは同じです。障害のあるなしにかかわらず、住みよい社会をつくるために手を取り合って運動をつなげていかなければ」と語りました。

 閉会全体会では「私たち抜きに私たちのことが決められないよう、みんなで一緒にとりくんでいく」とする大会アピールを採択しました。作業所で働く仲間などが描いた絵画を表彰する「グッドデザインコンクール」。賞状を受け取って、代わりに名刺をさし出したり、踊りだしたりする人などで、笑いと祝福に会場がわきました。





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