プロ野球のドラフト会議が28日、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪の大宴会場「飛天」で行われ、住生活グループとの球団売却交渉が決裂した横浜ベイスターズは全12球団で最多の8選手を選択した。大学、社会人と独立リーグですべて固め、投手は5人。再出発を図る尾花監督は「(抽選で外した)大石君以外は希望した選手が取れた」と満足そうだった。
球団売却騒動の余波は会場にも届いたようで、加地球団社長は「王さん(ソフトバンク会長)、原さん(巨人監督)に激励され、なぐさめられた」という。今後も身売りの可能性は残るが、加地社長は「来年以降の横浜を支えていく選手だから頑張ってほしい」と話した。