3階部分に改札口を開設

 大阪駅の改札口はこれまで1階部分に3カ所あったが、これに加え、2011年4月に3階部分に「橋上口」が開設される。天空の広場の下に位置し、改札を出て、ノースゲートビルディング、サウスゲートビルディングそれぞれにスムーズに移動できる。

 この部分は、施設開業よりひと足早く11月1日から、乗り換え用の通路として利用できるようになる。

ホームからエスカレーターがつながっている部分が3階部分の橋上駅舎。その上が時空の広場だ(画像クリックで拡大)

橋上駅舎からホームを臨む。ホームの屋根は今後取り払われ、見通しは格段によくなる(画像クリックで拡大)

11月から一足早く利用できるようになる連絡通路部分。左側の白い囲いは、工事中の改札口部分だ(画像クリックで拡大)

「サウスゲートビルディング」にも注目

 今回の報道公開には含まれなかったが、既存の駅ビル「アクティ大阪」を増築した「サウスゲートビルディング」についても触れておきたい。

 今回は地下2階から15階までの大丸大阪梅田店が増床。規模は現在の約4万平米から、1.6倍の約6万4000平米になる。既存の売り場について、順次リニューアルオープンを進めており、増床部分についても、ノースゲートビルディングよりひと足早い、来年4月ごろにオープン予定だ。

 Jフロントリテイリングが進める「新百貨店モデル」の集大成で、出店予定のテナントは百貨店らしくないものが並ぶ。東急ハンズ、ユニクロが出店するほか、ファミリー層を取り込むべく、西日本最大級のポケモンセンター、トミカショップなどがオープン。平日は付近のビジネスマンやOL、休日はファミリー層を集めそうだ。心斎橋店、京都店で好調な若い女性向け婦人服売り場「うふふガールズ」も導入される。

(文/佐藤 嘉彦=日経トレンディ)

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