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湯崎知事 西飛行場、負担継続明言せず 広島市長と会談「五輪」連携は確認
湯崎英彦知事と秋葉忠利・広島市長が27日、広島市役所で約1時間にわたり会談し、2020年夏季五輪の招致や出島廃棄物処分場(広島市南区)の運用などについて話し合った。一方、30日で定期便の運航が終わる広島西飛行場をめぐっては、秋葉市長は「年内に結論を出したい」と従来方針の説明にとどめ、湯崎知事も経費負担の中止時期について明言しなかった。
西飛行場は県と市が共同で経費を負担。県は今年1月にヘリポート化を提案し、市が単独運営の可否を検討し年内に結論を出すことで、両者合意していた。
この日の会談で秋葉市長は「小型機の発着に対応する必要もある」として、定期便の撤退後も今年度一杯は経費負担を続けるよう要請。湯崎知事は「定期便がこんなに早くなくなるとは想定外だった」と述べ、要請に理解を示しつつも「(撤退後の)財政負担については、市の検討結果を見ながら総合的に判断したい」として明言を避けた。
五輪をめぐっては、秋葉市長の協力要請に対し、湯崎知事が「市民、県民の機運が盛り上がることと、財政計画の具体性が示されることが重要」と指摘した上で、「できることはきちんと協力したい」と述べた。
出島処分場については、海上搬入から陸上搬入に変更する方針で県が計画を見直していることに関し、秋葉市長が「地元の理解を十分に得ながら進めてほしい」と求めた。
湯崎知事と秋葉市長の会談は、5カ月ぶり4回目。