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【社会】

神田カレーVSB級グルメ 30、31日開催

2010年10月28日 夕刊

「おいしいカレーを味わってほしい」と話す欧風カレーボンディ神田小川町店の斎藤圭介さん=東京都千代田区で

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 カレー専門店の激戦区として知られる東京・神田で、カレー店が味を競い合うイベントが三十、三十一の両日、千代田区神田小川町の小川広場(旧区立小川小学校)で開かれる。主催者によると、神田での同種イベントは例がないという。同時期に一帯で開催される古本まつりやスポーツ祭りに続く神田の新名物として、定着するかが注目される。 (中山高志)

 神田のスポーツ店でつくる連絡協議会会長の角谷幹夫さん(51)が、今週末にスポーツ店街で開催する「神田スポーツ祭り」のイベントの一つとして、「神田のカレー店の競演ができないか」と発案。参加を呼び掛けたカレー店約二十軒のうち六店舗が応じた。

 当日は、各店が一皿五百〜六百円でカレーを提供する。「欧風カレーボンディ神田小川町店」店長の斎藤圭介さん(35)は「神田のカレーがおいしいと言ってもらえるように頑張りたい」と張り切る。

 今回は、全国各地で人気の「B級グルメ」も“ライバル”として招待。山梨県の「鳥もつ煮」や、静岡県富士宮市の「富士宮やきそば」などの店舗がずらりと並ぶ。

 一九二四(大正十三)年創業の老舗カレー店「スマトラカレー共栄堂」(神田神保町)社長の宮川泰久さん(60)によると、神田一帯のカレー店は三十年ほど前には数軒だけだった。しかし、約二十年前から増え始め、関係者によると、現在は専門店だけで少なくとも五十店舗以上あるという。

 カレー店が集まった背景について、宮川さんは「古書店の客などが、本を片手にスプーン一本で食べることができるためでは。本来は古書店街の神田を、メディアが『カレーの街』などと取り上げた影響も大きい」とみる。

 イベントは両日とも午前十一時から午後五時まで。問い合わせは、神田スポーツ店連絡協議会事務局=電03(3233)7032=へ。

 

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