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朝鮮戦争で韓中対立 習近平発言に反発 (1/2ページ)

2010.10.28 20:53
このニュースのトピックス韓国
習近平氏(ロイター)習近平氏(ロイター)

 【ソウル=黒田勝弘】中国の習近平国家副主席が最近、朝鮮戦争60周年の記念行事で「(あの戦争は)平和を守り侵略に立ち向かった正義の戦争」と発言したことに韓国が強く反発し、あらためて韓中の“歴史戦争”になっている。

 北朝鮮が中ソの支援の下で韓国に武力侵攻し、中国軍が介入した朝鮮戦争(1950−53年)をめぐって韓中には、以前から“歴史認識”の対立があった。

 韓国は当然、「中国の侵略」という立場だが、92年の国交正常化時を含め中国にことさら「謝罪と反省」を要求することはなく、うやむやにしてきた。韓国はまた、過去2回の南北首脳会談の機会も含め、北朝鮮に対しても「謝罪と反省」は求めていない。

 今回の習近平発言は25日、北京で行われた「中国人民支援軍抗米援朝戦争60周年」の行事で参戦老兵たちを前に行われた。

 韓国ではまずマスコミをはじめ世論が強く反発。政府も「(あの戦争は)北朝鮮の南侵で起きたというのは国際的に公認された歴史的事実」とし、中国に対し国連安保理常任理事国で、国際社会の責任ある国家としての努力を期待するとの論評を発表した。

 政府としては比較的穏やかな対応で、外交問題にする考えはないようだが、マスコミなど世論は中国の「侵略戦争居直り」という北朝鮮擁護の姿勢を印象付けるものとして、あらためて中国警戒論を強調している。

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習近平氏(ロイター)

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