台灣在住日誌

過去的記録

中華民国92年 九月之上

 

2003/09/02 : 禮拝二

最近一緒に悪巧み(?)をしている、

「Green Wind 2003」の緑の風さんにリンクを貼ります。

アドレスにある「イリヤ」の文字から分かるように、

「イリヤの空、UFOの夏」等のライトノベルファンです。

そしてプログラマー見習さんでもあります。

…早くイリヤの四巻目が見たいですよー。

あと、私の日本語、そんなに上手くないのに、

あんまり埼玉県人だー!とかを繰り返さないで貰いたい(笑


さて。少し前に、台湾電脳週記の「“すし機”や“ビスケット機”で

盛り上がる台湾のデジカメ人気」という記事を見たのですよ。

文章中では、ソニーのU10とカシオEXILIMシリーズが、

台湾でのデジカメ起爆剤になった、と書いてありますが、私の見るところだと、

むしろNikonのCoolpix2500が先陣を切ったのではないかと思っています。

去年の夏までは、デジカメはまだそんなに流行っていませんでした。

まぁ買う人も多く居たのでしょうが、あまり外へ持ち出す事は無かったようです。

ところが、夏が終わる頃から徐々に

デジカメを使っている人が目立ってきたのですね。

そして、彼らの殆どは、何故かCoolpix2500或いはCoolpix3500でした。

それまでは、台湾ではあまり大きなデジカメの広告が無かったのです。

始めに大幅なコマーシャルを打ち出したコンパクト機種が、

このCoolPixだったんですな。

それ以来、デジカメを買う人、そして外で使う人が増えてきた、と私は思っています。


今だと、コンパクトタイプで一番良く見るのは、上記した2種の他に、

ソニーのPシリーズ。CanonのIXYシリーズ。FujiFilmのF、Aシリーズ等ですね。

Uシリーズはあまり見た事が無いような。

まぁ、この前U60使っている女性が居ましたけれど。

あと、最近ではミノルタのDiMAGE F200が結構売れているそうな。

価格が日本並に安いから、が最大の理由らしいです。


台湾はよく電脳王国と呼ばれているゆえか、

パソコンのパーツや周辺機器も凄いんだろうな、と思われがちですね。

確かに台湾メーカーの商品は多く手に入ります。

日本では販売されないような変なパーツも多いですし。私は買いませんが。

あと、普通の周辺機器はそれなりに充実しています。

が、実はオタ的にはかなりへっぽこだったりします。


デジカメは高い、入ってくるのは遅い。

HDD付きDVDレコーダーは超が付くほど高い。

日本の同機種の、2倍以上はする機械を誰が買うと言うのだろうか!

S-VHSはビデオデッキや対応ビデオも殆ど売っていないし。

一番許せないのは、キャプチャーカードが殆ど売っていない事だな。

いや、売ってはいますが、殆どが変なソフトエンコードカードでして。

会社も日本では多分聞いた事も無いようなのばかり。

カノープスとかの日系キャプチャカード会社は、

こっちでは逆に無名だったり。

「カノープスのMTVシリーズありますか?」と聞いても、

「ハァ?そんな変な会社知るかよ」という顔を店員にされます。


むぅ。これでは、「HDD付きDVDレコーダーが高いなら、

自分で組んでやるもんね、へっへーんだ!!」計画が暗礁に乗り上げてしまう!!

なんとか良い手は無いものだろうか…。



2003/09/07 : 禮拝天

昨日は「台湾正名遊行」がありましたねぇ。

今の所、方便上での台湾の名称は「台湾」ですが、

国際上では「中華民国」、

殆どの場合では「中華人民共和國の台湾省」と認識されているのですね。

つまり、国際的に「台湾」は一つの国では無いのです。

「中国の一省」なんですな。

まぁ、この辺は複雑な事情があるので一言では説明しきれないのですが。


んで、今回の活動は中華民国ではなく「台湾」として国連に参加しよう!

という宣言のデモ行進なのです。開始時間は一番暑いお昼の一時位から。

全台湾から集まった数多くの人達が、

台北市のあちこちから総統府へ向かって行進するのです。

台風後の澄みきった空の下はこんなに暑いのに、みんな凄いなぁ。

とテレビを見ていたら、ふと思ったのです。

「…これって、一般人がコミケに行く人々に対して、思うのと同じなのではっ!?」


さて、数日前に台風が過ぎたからか、

ここ数日の台北市の空は青く広くて、見ていて気持ちがいいです。

風も涼しいので、日影に入れば、なかなか心地よい。

ふとデジカメ持って屋上に行って見ました、数日前に。

画面下にある黒いお皿は、我がオタ生活を支える衛星アンテナ君です。 見よこの澄んだ空を!寝っ転がって撮った天地逆さまな写真です。 のんびりとうたた寝していますの図。

衛星アンテナ君の付け根の金具。笑っているみたいで、なんだか可愛いなぁ。

と、まぁここ最近の空の青さはどうやらスイスの空に似ているらしくて、

スイス君、夜になったらよく屋上へ星を見に行っています。

…台北市内だと星がほとんど見えなくて、済まないねぇ…。


今日は淡水の、淡水河を挟んだ向かいの

八里にある「八仙楽園」へ遊びに行きました。

…楽園と言っても、別に変なところではなくて(笑、テーマパークと言う意味ね。

んで、ここはウォータースライダーがメインの遊園地なのですよ。

色々なスライダーが揃えてあって、思った以上に楽しかったです。

おかげで、今は皮膚が真っ赤になってます。


そうそう。つい最近、スイス君はジェットリーのファンだと言う事が分かりまして。

台湾へ来たらジェットリーの「クンフー」(笑 を是非習わなくては!

と言っていたので、少林拳の道場を探す。

…で、すぐ近くにある事が判明したので、

学校生活が落ち着いたら行かせる事にしました。


…やばっ、少しの間更新さぼっていたら、

日本語のレベルがかなり落ちている事に気づきました。

うーむ、やはり言葉というのは、使わないとすぐに錆びちゃうもんですねぇ。



2003/09/10 : 禮拝三

さて。

私はそんなにエロゲオタクではありませんよ(笑 団衛門さん?

まぁ、エロゲ歴だけは無駄に長かったのですが(笑

むかーしむかし。十年ほどの前の昔の話し。

まだ「軟体世界」(直訳すると、ソフトワールド?)という台湾のゲーム雑誌にあった、

確か「東洋遊戯紹介」という、日本のゲーム、

と言うかほとんどエロゲばっかり紹介していたコーナーに乗っていた、

大してエロくも無いCGにさえはぁはぁ出来るような純情ボーイだった頃。

友達の家に泊まりに行ったのです。


その友達は、丁度パソコンを買って半年くらい立っていた。

ゲームもそこそこに買って遊んでいた。

パソコンなんて触った事の無い私は、徹夜覚悟で友達とゲームを楽しんだ。

「大富翁」と言うモノポリーゲームとか、

出たばっかりの美少女わんさか戦術シュミレーションゲーム「天使帝国2」とかを、

思いっきり楽しんだ。

そうこうしている内に、DOSの操作にも慣れてきた私は、

「GAME」フォルダにインストールされているゲームを片っ端から遊んでみた。

そこまでは普通に「PC知らずの少年、多いに楽しむ」という感じで別に良かった、

ふと、「GAME」フォルダの外に置いてあった

「PM2」と言うフォルダを開けるまでは!その時点で、私の運命は狂わされたのだ!

「なー、なんやこのゲーム」

「あー、それは、今は遊んだらあかん。もう少し遅うなってからな」

…時間は遅くなり、友達の両親が寝た頃。その封印は解かれた…。

その鎖されしゲームの名は「プリンセスメーカー2 中国語版」!

なんという楽しさだっ!…これが噂に聞く日本のエロゲーという物なのかっ!(違

面白すぎるっ!!私も欲しい!!ぎゃー!!

ちなみに、始めて遊んだ時の娘の名前は「希望」で、

最初に辿りついたエンディングは芸術家だったのを覚えている…。

もちろん、しょっぱなから国王の服(日本語名は知らん)着用でした(笑


まぁ、そんなこんなで、自主的にPC教室通いはじめたり、

雑誌を買ったりして親にアピール

その少し後に「はよPCを使えんよーにならんと、人生に遅れてしまうで?」

と親を唆し、ついにPCをゲットする!

きゃっほーう!エロゲ万歳!!ビバ!エロゲライフ!!

486DX2−66、HDDは528Mb、メモリ8M、CD−ROM八倍速

という当時では一番の高速機であった。

ついでに、PC雑誌の「ログイン」も買い始めた。全てはエロゲーの為に!

…まぁ、そのあと、

PC98のソフトはDOS/Vでは動かない事を知り、がっくりするのですが。

それでも、

始めに買ったゲームは「プリンセスメーカー2中国語版」

始めて買った日本語ゲームが「信長の野望・覇王伝DOS/V版」

始めて遊んだエロゲーが「聖少女戦隊レイカーズ 中国語版」

始めて遊んだ日本語エロゲが「同級生 DOS/V版」。

とPCゲームライフを満喫したのです。

その頃からコンシューマーゲームからは離れて行ったなぁ。

特に同級生には感動のあまり、

そのまま本格的にエロゲロードを突き進む事になるのだ。

当時からもう人生終わったようなもんでしたな(笑)

はい、今白状すると、私の日本語はエロゲに鍛えられたようなもんです(笑)


エロゲ、で思い出した。

家の弟、今学期から高校生になったのですが(台湾の進学時期は9月なのです)。

もう学校も始まって数日も経つのに、

弟の隣の席に座るはずの学生が、まだ学校に現れないのですな。

んで、今日、クラスメイト曰く

「どうやらその席に座るのは、今ブレイク直前のアイドルらしい」との事。

「くそー、いいよな!なんでお前(弟を指して)がこんなに良い思いをするんだよ!?」

アイドルがクラスメイトでしかも隣の席となっ!?

…真っ先に同級生2の可憐を思い出した私は

やはり根っからのエロゲマニアですな(笑

しかも続くクラスメイトの言葉!まるでよくあるマンガのセリフみたいで…。

なんといいますか。

弟の、ヒロイン登場イベントフラグがいつ立つのか、期待しています(笑)

…ゆくゆくは義妹にっ!?(死



2003/09/11 : 禮拝四

今日はお月見の日。台灣全土において、お休みの日です。

本当はお月見ではなく、「中秋節」と言うのですが、

まぁ日本ではなんて言うのか分からないので、お月見の日、と言う事にしましょう。

過ぎたばっかりの台風

(彼女はただ今日本へ向かって進行中らしいですな)のせいで空は雲っていて、

折角のお月見の楽しみも半減ですが、

台北市内ではそんな事お構いなしに、バーベキューの匂いと煙に包まれてます。

日本でお月見、と言えばお団子でしょうが、

台灣では月餅(お菓子)や文旦(果物)を食べたり、

バーベキューを楽しんだりします。

まぁ、私の家では面倒臭がって、バーベキューしませんけれど。

ちなみに、月餅、と言っても、

「ヨコハマ買出し紀行」というマンガに出てくる月餅とは別物ですよー。


昨夜、Green Wind2003の緑の風さんに薦められて

私立アキハバラ学園」と言うエロゲの体験版を遊んだのですよ。

…私は間違っていた!!エロゲはエロゲでは無い!

神器と呼ぶべきだったのだと!!(笑)

あと、オタクの略も、オタ、では無くて、タク、にするべきだった!

…まぁ、なんのこっちゃ?と言う方は、まず体験版を遊んで見て下され。


主人公の妹である琴未ちゃんの声、なかなか可愛いくて、お気に入りです。

気になったのは、ゲームとは関係無いのだけど、私の「アニメ」の発音って、

非オタ…じゃなかった非タクである麻里子ちゃんと同じ発音なのな。

タクなクラスメイトAのではなくて。

ゲームは、タクの痛さが存分に味わえると言うエロゲ…修正、神器!です(笑

まぁ、典型的なタクを題材にした作品、と言えばそうですが、やはり楽しい作品です。

ただ、「げんしけん」というリアルさ溢れるオタクマンガのような、

「本当に居そうなタク」を題材にしたゲームがあってもいいかと。


タクな趣味を持っていると、どうしても欲しくなるタクな彼女。

実際に知り合える事は少ないから、

せめてゲームの中だけでも付き合って見たいじゃないですか!タクな彼女と!

…まぁ、それだと、ゲームとしては地味になりそうですが。


変人窟さんが作成した「長崎ポータル略してながさきぽ!」を拝見しました。

いいですよね、地元への愛が溢れています。長崎県民ばんざい!

私も作って見たいな「台北ポータル略してたいぽ!!」…たいぽ?

まぁサイト作成の技術がへたっぴなんで、当分無理そうですが。

私はこのような文章を見ていると、

次第に本当に行きたくなって来る、何事にも影響され易い体質の持ち主でして。

具体的に言えば、「ファントムオブインフェルノ」というゲームを遊んだ後では、

町を歩きながらスナイパーの目印に成りそうなものをスキャンしたり(笑)

行って見たいなー、長崎。ラーメンが美味しそうです。

でも旅費が凄くかかりそうですねー。

東京からブルジョワコースで神器約八個分かー。


ところが!ふふふ…。最近どうも誰かさんのせいで、実は埼玉県人だろう?

とか言われている私こと、あんとにーですが!

少なくとも法律上は台湾人!非(日本)国民なんですよ〜、

と言う訳で、青春18より素晴らしい物が適用出来るのです。

その名も、ジャパーァァァンレェェェールゥパァァス!

(勇者シリーズを参考に叫んで下さい)

これを使えば61200円(税抜き)で14日間グリーン車乗り放題

日本国内は殆どこれ一枚で渡り歩けるという優れもの!


…す、素晴らしい…!素晴らしいよぉキミィ!!ひゃほーい!!

初めてこのパラダイスへの切符の存在を知った時に、

「もし懐かしのセンチメンタルグラフティの主人公が外国人なら、

せつなさマップも簡単に歩き回れたろうに…」という、

いかにもタクである事を真っ先に思い出しつつ。

と言うか、むしろ自分がセンチメンタルグラフティの主人公になれるぜ!と!

(ヒロインは居ませんが)これで夢の日本一周も可能です!

まぁ私にとっては、世界は秋葉原を中心に回っていますが、

やはり色々見てみたいからね。

浦和を中心とし、数回に分けて日本を回るのです。

ラストを飾るのは、特急列車にカウントされる寝台列車に乗って

北へ〜行こうランララン〜♪なのです。

…そう言えば、昔、台灣で北海道観光キャンペーンがあった時、

ポスター上のキャッチフレーズが「試される大地へ、ダイナミックに失踪!」

だった事が記憶に残ってます。疾走の誤植だよ…な?

…怖いよね、失踪て(笑)


まぁ、ともかく。

来年の夏辺りに、日本一周を計画しているので、

あなたの町で、会えたら良いですね!



2003/09/15 : 星期一

この前の土曜日に、家族と宜蘭へ行って来ました。

宜蘭県は、台北県(注:台北市は台北県内にありますが、

台北市は「直轄市」なので、各県と同じ地位なのです)の

東南側に隣接している県です。

もともと一年中水が豊かな所なので、自然に溢れ、

近年では県政府が環境保護政策に力をを注いでいる為、

台湾でも有数の綺麗な県なのです。


土曜と日曜に

そこで「二〇〇三宜蘭杯国際名門大学レガッタ」(ボートレース)が行われ、

父が卒業した大学も参加したので、応援へ駆け付けたのです。

ところが、朝出発して、お昼過ぎにレース会場へ着いた時には、

もう予選に勝っており、決戦進出が決まってしまっていたので、

応援する意味が無くなってしまいましたが(笑)

バスに揺られた四時間が無駄に思えましたわ(笑)

まぁ、土曜の夜に行われたセレモニーの花火が綺麗だったのと、

父の母校の選手さんとお話が出来たのは、楽しかったです。

本来ならば、日曜も残って応援するのが人情ってもんですが、

日曜は他の用事があるので、先に台北へ帰りました。

日曜は、テレビの前で応援しましたよ!

結果は男子8人ボートでの第3位でした。よくやったぁっ!!

ちなみに、テレビの放送に、母が出ていたのには、驚きました(笑)


台湾では、ここ数年偽札や偽コインなどが問題になっていまして。

買い物をする時に、額の大きいお札を出したら、必ずチェックされます。

店員も、もし偽札を取ってしまったら、

その分の金額は店員が負担する羽目になるので、

みんな厳しく検査をするのですね。

でも、私と周りの人達は偽物を手にした事が無いので、

しょせん「ニュースの向こう側の事」と感じていたのですが…。

日曜日、弟が7−11でジュースを買おうと店員に差し出した50元のコイン、

なんとフェイクだったのです!いつの間にお財布に入ってたんだ!?


コインの裏面。左が本物、右がフェイク。 硬貨の表。左がモノホン、右がにせモン。

こう比べてみると、このニセ50元たんは実に判別し易いですね。

…まぁ、私の撮る腕が悪いから、この写真では見にくくなってますが(笑)

ったく、一体何を見ていたのだウチの弟は!

まずは触った感じ。彫ってあるモールドが浅いゆえか、

偽モノの方がうすっぺらい感覚です。ツルツルですー。

周辺の銀色の部分はほぼ同じ材質のようですが、

偽モンの方がわずかに曇っています。

真ん中の部分は、本物の方は金色に光ってますが、

フェイクのは黄色に近い土色ですね。

他のコインで真ん中をたたくと、本物の方が硬そうな音色を出します。


ちなみに、50元は、台湾では普通のお弁当が一つ買える金額です。

600C.C.のポカリスポトルペットが二本買えて、

プラス一元でうまい棒もついでに購入可能。

私はよく十元でうまい棒二本買って歩きながらボリボリ食べてますよ(笑)


う〜む、今までは殆ど気にしなかったフェイクマネーですが、

これからはちゃんと注意しないとなぁ。


 

Back To Top Page