台湾在住日誌

過去的記録

中華民国92年 八月之上半

 

2003/08/05 : 禮拝二

さて。先週の土曜日(8/2)は電脳応用展へ行ってきました。

台湾ではよく大型のパソコンショーが台北の世界貿易センターだけでも、

マルチメディアショーだったり、教育娯楽ソフトウェア展、

等の名称で一年に3,4回くらい開かれてます。


が、中身は殆ど変わらない。ショーと言うよりはむしろ「夜市場」状態に近いかも。

台湾の「夜市」に来られたことのない方は、

日本のお祭りを想像して下さい。

道行けばあちこちで店のハッピを着たにーちゃん達が

「安いよ安いよ!よっ、そこのにーちゃん、今S602が安いよっ!見ていかないっ?

安くするよ!色々オプション付けるよっ!」ってな感じで客引きをしてます。

しかも会場のど真ん中に鎮座している大手会社(フジフィルムやソヌーやIBMなど)

の売り子さん達でさえもそのような売り方なので、

まぁ活気があるといえばあるし、うるさいといえば確かにうるさい。

でもこれが良くも悪くも台湾式。

一度はその熱気を体験しに来られては如何でしょうか。

確か九月か十月にもっとも大型の電脳展覧会があるようなので、

来られるようでしたら私にご連絡を!ミニお食事会でも開きましょう!


私は今回もともと行くつもりは無かったのですが、

父が招待券をくれたのと、友達がデジカメ買いたいというので、

見に行ったのです。んで、

結局実は自分が一番欲しいFujiFilmFinePix S602を買わせてしまいましたが。


そうそう、最近幾つか私の様に非日本人が書いてる日本語のページを見つけたので、

紹介します。

まずはNo-sword sans frontieres

埼玉県に住んでいるオーストラリアの方のページ。

日本語が物凄く上手なのだけど、

日本の方のとも、アジア系の方のとも違う喋り方がとても面白い。

まるで欧米人の喋り方をそのまま日本語に置き換えたような文章と

日記の内容があいまって二重に楽しめます。


そしてケンルーワールド。日本在住のマレーシアの方のケンルーさんのページ。

やはり日本語は堪能。

日記というよりは日々ふと思った事を書いたエッセイ、と言う感じかな。

日本語で物事を論理的に書けるのは凄いと思う。

他国の言葉で冷静かつ論理的に文章を進めるのは、

ネイティブで無い限り、「感覚的な部分」での障害が大きいからね。


八月に入った途端、急激に忙しくなってしまいました。

メールや掲示板への返信遅れてしまって申し訳ありません。

今のところは、「家は寝る為だけにある」状態です。疲れたー。

どうやら今週の末までこの個人的イベントの激戦が続くもよう。

それまでこのページの更新はストップします。ごきげんよう。

ちなみに、高枝ハサミは台湾でももちろん売っていますが、

他人の庭で生えてる木の実の為に買うのはどうか、という事なので、買ってません。

別によく使う訳でもないからねぇ。


あと、「晴れときどきブタ」の主題歌も傑作が多いと思った。



2003/08/06 : 禮拝三

公開されたばかりの「名探偵コナン 迷宮の十字路」を見に行ったのですよ。

去年の「ベイカー街の亡霊」はかなり面白かったのと、

今回の舞台は京都だというので、楽しみにしてました。

私は京都へは二度行った事がありまして、一度は家族旅行で、

もう一度は日本語スピーチコンテストの賞品(?)として招待された時。

なのでもう一度、見た事のある景色が映画で見れると言うのが、

一番の期待どころなのですよ。


京都での一番思いで深い事は、一度目に行った時のこと。

京都タワーの、たしか三階にある本屋さんの漫画コーナーを覗いてた時、

一人の同年くらいのアジア系少年が

店員に英語で「(強植装甲)ガイバーありませんか?」と尋ねていました。

どうやら無いようで、

残念そうに本棚を眺めている彼に身振り手振りの英語で声をかけたのです。

「もしかして、台湾から来たのかい?」

「いや、韓国からだよ。君は台湾人なの?」「まぁね、観光に来たの」

と、まぁ、英語も相手の国の言葉も喋れない台湾人と韓国人が

黙々と日本の本屋さんで漫画を眺めてる…なんとも不思議な感じでした。


それはともかく、劇場版コナンに話を戻そう。

まだ見てない方は、ネタばれがあるので、注意して下さい。

冒頭で「嫁さん六角〜」と京都の道の覚え歌(?)を歌うじゃないですか。

久々に聞いた宮村優子さんの声に少し感慨を抱きつつ、

「あれ、たしか姉さん六角〜じゃなかったっけ?」と思った。

その瞬間!!

ミコミコナース!ミコミコナース!姉さん六角 ミコミコナース!

あの洗脳ソングに頭を支配されてしまったぁーー!

それからというもの、映画の中でキャラ達が覚え歌を唄うたびに、

ミコミコナース!となんども再生されてしまうのですよ(笑)

まるでテスト中になにかの弾みで変な歌を思い出してしまうのと似ているなぁ。

一度テスト中に「どうせわったっしはっ、さそり座のおんな〜♪」

がエンドレスで流れた時は苦戦しました(笑)


あと、バイクでのチェイスシーンは頭文字Dかと(笑)

この部分ではユーロビートが頭を占拠してました。

でも3Dもうちょっとましなの作れなかったのかねぇ?

もうひとつ驚いたのが、

クライマックスで空中に跳躍したコナンの隣りに、急にサッカーボールが出現した事。

映画が終わってからも連れ達と「なんで急にサッカーボールがっ!?」

と頭を抱えてました。

まぁどうやらボール射出装置を持っているらしい事が解ったので、

製作ミスで無い事に一安心。


でも…この作品って完全に平次が主役だよな。

そんでもって、ほとんど京都観光案内PRだね、こりゃ(笑)

まぁ突っ込みどころは多いものの、悪くはありませんでした。

映画というよりは二時間スペシャルって感じでしたけど。

来週は「千年女優」を見に行きますよー!

聞いた話によると、今年の始めの頃に開催されてた

台湾の映画祭では、「千年女優」の放映時間はいつも満席だったそうで。

期待してます。



2003/08/06 : 禮拝三 臨時追記

二つ、台湾関連のページを見かけましたので、簡単に紹介させて頂きます。


まずは、ドムさんの自由環行紀

ここはドムさんの霧幻宮博物院と言うイラストサイトの一コーナーで、

ドムさんやそのお友達と行った台湾や香港などの旅行記。

香港の同人誌即売会参加感想などが非常に興味深いです。

他にも、色々な国の非常口や、台湾のばったモンポケモンなどが紹介されてます。

私達にとってはごく普通のことでも、

日本の方には、この様に映るのか、と楽しんでます。


そして、台湾在住のりゃんさんとその夫さんが運営している臺灣牛乳大王

日本の方の台湾生活観察日記。

私の知らない、

或いは慣れすぎて気づかない台湾の暮し方等が書いてあって、

見ていて飽きません。

台湾へ遊びに来る方にはもちろん、台湾で住んでいらっしゃる方や、

台湾の人にも見てもらいたいページです。

これでアナタも台湾生活の高手になれます!高手に!!(大同人物語っぽく


…注:「高手」(がお・そー) なんらかの技術を極めている人の事。マスター。



2003/08/12 : 禮拝二

昨日の夜の地震には驚きましたよー。

長く揺れた訳ではないのですが、

一瞬の大きい揺れがなかなか刺激的でした(笑)


みなさんお久しぶり!あんとにーです。

ここ最近マイナスイオン分が足りなかったので、

数日間、山へ海へと、人里から離れて過ごしていました。

お陰でちょうど台北市が歴代気温記録を塗り替えて、

阿鼻叫喚の地獄釜状態になっている時には、

山の上でのんびりと避暑出来ました。

時には、電磁波を大量に発生させる、

今、目の前にある機器から離れて過ごすのも悪くないですね。


ところで、普段私は毎月固定した生活費で過ごしていまして、

欲しいものがあれば食費などを削って買っているのです。

漫画とか雑誌とかDVDとかですね。他には映画みたりとか。

けれども、夏休みに入ると「殆ど家にいるから」、

と言う事で生活費は三分の一に成ってしまうのですよ。

それゆえに、ほとんど何も買えなくなって、

(オタ的に)寂しい夏休みを過ごす羽目になるのです。


が、今日は母と天母(台北市内にある地名)にある高島屋へ行ったので、

欲しかった本をどかどか買いました。幸せー。

5000元かかりましたが。

日本円で言えば現レートで17232円ですな。ぎゃー。


こと漫画に関しては、私は普段は中国語版を買うのです。

けども、中国語版が出てない、或いはまだ出てないのや、

心の中でイイ!と思った作品は日本語版を購入してます。

最近のだと中国語版も三巻まで出た「アイシールド21」とか。

単行本ものすごく丁寧に作られてますね〜。お薦め。

時には中国語版と日本語を混ぜて買ったり

(1・3・5巻は中国語で、2・4巻は日本語とか)、

日本語版と中国語版を両方揃えたりしてます。

ちなみに、雑誌や小説(その多くはライトノベルだけど)は全て日本語のを買う…

というか、全く、と言っていいほど中国語版が出版されてないので。


台湾で日本語の書籍を買うには幾つかの方法があります。

大きく分けて、

1、本屋へ行く。 2、アーマーゾォーン!! 3、日本へ行く人や住んでる人に頼む。

の三つ。なお、以下の文章で記した価格は全て船運のものです。


まずは1番目の方法。

漫画やイラスト設定集、オタ系雑誌ならば、あちこちに有る「漫画便利屋」…

まぁ日本で言えばアニメイトとか虎の穴みたいな所で購入出来ます。

このような場所では、日本語のイラスト設定集や雑誌は多いのですが、

漫画は少ない。小説はほとんど置いて無い。

けれども、日本の税込み価格×0.34〜0.38くらい、と比較的安いのが良いところ。

時には×0.3の特売なんかもあったりします。

ちなみに、普段一番利用するのが天母の「広漢」と西門町の「アニメイト」。


本屋さんでのんびり本棚を眺めるのが好き!

という方には紀伊国屋がいいでしょう。

台北市では天母の「高島屋」と東区にある「微風広場」の中にあります。

ここは日本の税込み価格×0.42〜0.46と値は張るのですが、

漫画や小説、オタ系以外の雑誌、書籍等、数多くの商品が置かれているので、

私はここで買うのは好きですよ。


値段の事を考えると、

本当は安いレートの本屋で欲しい書籍を注文すれ方がいいのですが、

1ヶ月少々の時間が掛かるし、なにより、

本屋へ「来て、見て、買った」的な感覚が好きなので。

私はよく紀伊国屋を利用してます。


次は二番目のアマゾン。

まぁ、はっきり言っちゃうと、一番お勧めしないのがこの方法。

本の価格はもちろんそのときのレートだから一番安いし、

目当ての本がすぐ手に入るような錯覚が心地良いのですが、

配送料がメチャクチャ高いのが難点。総合すると紀伊国屋よりも高い。

運送にも1ヶ月以上掛かるし。本屋で注文したほうが断然まし。

それでも、本当に欲しい初回限定版とかがあるのなら、アマゾンは使えます。


他にも、台湾へ来る親戚や友人の家に商品送って、持って来てもらう、

という使い方もありますね。この方法が一番安いかな。

まぁ、台湾によく来られる知人がいないと無理ですが。時々ならね。


あと、もし日本の紀伊国屋のサイトで購入した本が、

台湾の紀伊国屋で安い価格で受け取る事が出来たら良いかも。


それから三つ目。

ぶっちゃけ、まぁ難しいです。

頼む相手が旅行に行くのなら、荷物の関係上、多くは頼めないし、

日本に住んでいるのならば、まぁ安い配送方法が見つかれば良いのですが、

私の場合、日本に住んでいる親戚は完全にパンピーもとい一般人なので、

あまり頼めないのですよ。


書いててふと思ったのだけど、私の生活費って、

紀伊国屋に一番貢いでるのだねー。

日本政府へ消費税、結構払ってますな(笑)



2003/08/13 : 禮拝三

このサイトを開いて以来、沢山の方々に「日本語上手いね」と誉められました。

ありがとうございます。

んで、それと同じくらい聞かれるのが、

「本当に台湾人?日本人ちゃうのん?」という事。


そういや、「私は台湾に住んでいるオタでーす」としか書いた事無いような?

実は日本人でーす!…とか言ったら怒られるな(笑)

や、もちろん正真正銘の台湾人ですよ?

まぁ、少しオランダの血が混じっている様ですが。

(注:17世紀の頃に、台湾はオランダに占拠されてた時期があったのです)


……一つ、昔話をしましょう。

80年代末、私がまだ小学生になったばかりの頃、

台湾社会では日本とはまだ「占領者」だった。

けども、日本製の文房具やアニメ、家電などは多かった。

ゲームと言えば「任天堂」、あるいは「紅白機」と呼ばれたファミコンが主流だった。

若い者たちにとって、日本の商品は無くてはならないものにありつつあった。

が、「哈日」(ハールー・日本マニアの事)と言う言葉が出てくるほどでもなかった、

そんな時代。


当時台北市で一番大きいデパートといえばSOGOだった。

私は、時々家族とSOGO周辺でご飯を食べ、

SOGOの地下にあるゲームセンターで遊んだりするのが楽しみだった。

ある日、幼きあんとにーはSOGOの本屋の日本語書籍コーナーへ

何かに導かれる様に入っていった。

そこで彼が目にしたものとは!


「小学一年生 4月号 走るドラえもん鉛筆削り付き

「○年の科学 ○月号 生き物を生きたまま観察できる顕微鏡付き

……っ!!!なんだこれはっ!ほしいっ…!欲しすぎるっ・・・!!

でもこの変な文字(ひらがなの事)読んでも解らないぞ?それでも買うのか!

否っ!解らないならわかるまで買うべし!


と、まぁぶっちゃけた話、

付録が欲しい故に買い始めた「小学○年生」と「○年の科学」が

日本語を習い始めたきっかけなのですよ(笑)

私が一年の時に一年の科学と小学一年生を買い始め、

それから約7、8年間ほとんど毎月買いつづけました。

今思えば、この二雑誌は、すごくいい日本語教材だったのですね。

その内容はマンガあり、サイエンスあり、日本の社会情勢あり、

世界の情勢あり、最近の流行もありで、ボキャブラリーが非常に多い。

だから殆ど独学に近いのに、

それなりに上手く日本語を読み書き出来る様になった、という訳です。

なので、私の事は「学研の付録の為に日本語を学んだ漢(おとこ)」

と呼んで下さいな。


…と、まぁ以上のような事をAE攻撃側全滅の団衛門さんに話したところ、

「その言い回しができることが「日本人説」の根拠な気もしますが(笑)」

と言われたので、こう呼ぶといいです。

このような言い回しが出来るほど、学研の付録をしゃぶり尽くした漢」と!


まぁともかく、これで私の「なんちゃって台湾人」説は晴れたのです。

めでたし、めでたし!パチパチパチ。お米券進呈。


…まぁそんな訳で。

このページを見ている方で、日本語のステップアップがしたい方は、

一度「小学○年生」と「○年の科学」を見てみることをお薦めしますよ。



2003/08/15 : 禮拝五

天候の変化に弱い…それがBS最大の弱点。

特に夏は急に大雨が降ってくるので、油断なら無い。

と言うか、防ぎ様もないのだけど。

まぁ何が言いたかったのかというと、

「まほろまてぃっく 夏のTVスペシャル」

始めの10分間くらいが見れなかったのですよ…。

えうえう。


イキナリの大雨の中、ずぶ濡れになりながら家に駆け込んで時間確認。

「11時半(注:台湾時間です)に間に合ったぁっ!!」

とBS付けたら、受信出来ないし…。しょぼーん。

「ぽぽたん」はまぁ切り捨てられるとしても、

長い事待ち望んでたまほろまてぃっくが見れればいい!!

…結局、10分近くロストしてしまいましたが。

まぁ、少なくともそれ以降、

終わるまで受信状態は正常だったのが、せめてのヨロコビ。

続く激店の時はまた電波状態悪くなってましたからねぇ。


んで、肝心のまほろまてぃっく、良かったです。

TVシリーズのあのラストは黒歴史にされたようです(笑

「〜もっと美しいもの」前半のようなドタバタ感、楽しかった。

お風呂シーン、噂とおり長かったです。

やはりBSはお風呂マンセー!が基本の様ですね(笑

後、式条先生のツインテールには不覚にも萌えました(笑


再放送してくれないかなぁ…。

 

Back To Top Page