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世界日報 韓国語原文

「韓国を正しく知らせること」が急務

2004年01月15日(木) 18:30

韓国精神文化院の国際韓国文化広報センターがアジア国家の名門大学の在学生を対象に実施した韓国に対する認識およびイメージ調査の結果、西欧圏でないアジア圏ですら韓国に対する認識が非常に歪曲されていることが分かった。

特に隣国である日本と中国の大学生たちは韓国の歴史について間違って知っていて、地理的に遠い国家の場合、初めから知らない場合がほとんどだった。

◆朝鮮戦争は米国が起こした?=日本,中国,インドネシア,ベトナムなど4ヶ国の大学生たちは1950年の朝鮮戦争を起こした国家が「米国」だと答えた。 日本の場合、米国(35.6%)に続いて「日本」(33.9%)という特異な回答が相当数に達し、「北朝鮮」は12.3%に留まった。 中国の学生たちは朝鮮戦争の勃発国家として何と57.4%も「米国」を選び、「北朝鮮」(10.4%)と「韓国」(8.3%)がその後に続いた。 残りの国家の場合、「知らない」という回答が最も多かったが、マレーシアとタイの学生たちは「北朝鮮」という回答率が各々19.2%,21.7%で、日本や中国よりも2倍以上高かった。

◆韓国は統一国家?=韓国が世界唯一の分断国家として残っていることにもかかわらず、アジア圏の大学生たちの相当数が韓国を「統一国家」だと認識していた。 特に隣国である日本と中国の大学生たちが韓国を統一国家だと回答した比率が他の国よりはるかに高く、意外だと受け取られている。 日本の場合、68.5%が韓国が分断国家だと答えたが、31.0%は統一国家だと思っており、中国も66.4%が分断国家、31.5%が統一国家だと答えた。 これに比べて残りの4ヶ国は75%以上が分断国家だと答えた。

◆19世紀以前にも韓国は植民地だった?=1900年以前に韓国と中国,日本間の関係で、相当数のアジア圏の学生たちが韓国が中国や日本の植民地だとか朝貢を捧げる垂直関係だったと認識していた。 韓中関係について日本の学生たちは「韓国が中国に朝貢を捧げる関係」(42.8%)が最も多く、「中国の植民地」という回答も13.5%に達し、「対等な関係」は12.8%であった。 中国の学生たちの40.5%は韓国が朝貢を捧げる関係だったと答えたが、対等な関係だったという回答も34.8%にもなった。 日本と中国を除くと「知らない」という回答が最も多かった。

19世紀以前の韓日関係に関して、中国の大学生たちは「知らない」(33.6%)という回答が最も多く、対等だ(30.1%),日本の植民地(22.9%)がそれに続いた。 日本の大学生たちも同様に日本の植民地(41.3%)が最も多く、「韓国が日本に朝貢を捧げる関係だった」という回答も10.1%にもなった。

◆東海が「日本海」?=東海の名称についての質問に対して、日本の大学生は90.4%が「日本海」だと圧倒的に回答した一方、「東海」という回答はわずか4.9%であった。 中国の大学生たちもやはり東海を「日本海」と呼んだ場合が79.8%であり、「東海」は7.7%に過ぎなかった。 特に、中国は利害当事者ではなく韓国と密接な関係にもかかわらず、中国の大学生の10人中8人近くが東海を「日本海」と呼んでいて衝撃を与えている。 インドネシアは「日本海」という回答が58.3%で「東海」(8.6%)より7倍以上多いなど、残りの国家は皆、日本海という回答が2〜7倍以上多かった。

◆中国の大学生さえ知らない「高句麗」=韓国の王朝のうちでアジア圏の大学生たちに最もよく知られている王朝は、高麗,朝鮮などだった。 特に最近、中国の高句麗史の自国歴史編入の動きと関連して注目される中国の学生たちの高句麗についての認知度は44.6%で、新羅(51.5%)よりも低いことが分かった。

ユン・ヨンア記者/arisu@segye.com