社団法人から２３００万円横領容疑、元職員逮捕　警視庁

　農林水産省所管の社団法人「漁業情報サービスセンター」（東京都中央区）から現金約２３００万円を着服したとして、警視庁は２７日、東京都足立区辰沼１丁目、同センター元総務課主査草柳直弘容疑者（４５）を業務上横領の疑いで逮捕し、発表した。

　捜査２課によると、草柳容疑者は、経理担当だった今年１〜６月、センター名義の銀行口座から現金で４６回に分けて計約２３００万円を引き出し、着服した疑いがある。草柳容疑者は容疑を認めているといい、横領金はギャンブルや遊興費などに使っていたという。

　同課によると、草柳容疑者は、銀行から発行される残高証明書をカラーコピーを使って偽造するなどして発覚を免れていたという。草柳容疑者は、逮捕容疑のほかに２００８年２月以降、約５７００万円を着服した疑いがあるとみて、同課は調べている。