ミット打ちで汗を流すＨＩＲＯＹＡ＝相模原市内のジム
「Ｋ‐１ワールドＭＡＸ」（１１月８日、両国国技館）
スーパーファイト（６３キロ契約）で１１カ月ぶりに復帰する“魔裟斗２世”ＨＩＲＯＹＡ（１８）＝ＴＲＹ ＨＡＲＤ ＧＹＭ＝が２６日、相模原市のジムで練習を公開した。相手の久保優太（２３）＝ＤＣ ＬＡＢ．ＧＹＭ＝は６３キロ級日本トーナメント準優勝の強敵だが「ここで自分が試される」と、試練突破へ気合を込めた。
６月にタイ留学から帰国し、８月にジムを開設。心機一転の第１戦は昨年大みそか以来の実戦で、ブランクに加えて苦手なサウスポーも不安材料だ。魔裟斗魂の継承を期待されるホープは「今の自分には何もない。ふがいない試合をして申し訳ない。堂々とするためにも、今回の試合は大切」と、自らの置かれた立場も十分に理解している。
来年は大学進学の意向で、入試願書提出期限も迫って課題リポートと格闘中。「実力も経験も相手が上。挑戦する気持ちでいく。勝って大学へ進み、両立させながら世界に出たい」。文武両道で格闘界をリードするためにも、久保には負けられない。
(２０１０年１０月２６日)