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【プロ野球】

ロッテ・金泰均が特大弾 竜007警戒

2010年10月27日 紙面から

斗山戦で右越本塁打を放ち、明るい表情で球場を引きあげるロッテ・金泰均=宮崎市のアイビースタジアムで

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 中日との日本シリーズに向け宮崎合宿中のロッテは26日、アイビースタジアムでのフェニックスリーグで韓国・斗山と対戦。金泰均内野手(28)が7回1死一塁から右越え2ランを放った。主砲にとってはシリーズへ弾みをつける待望の一発。一方、偵察していた中日スコアラーは要注意マークを付けていた。

 第3打席。7球目をうまくおっつけて、強烈なスイングで逆方向へはじき返した。打球は一直線の弾道で右翼フェンスを越えた。ナゴヤドームでもスタンドイン確実の、特大の一撃だった。

 「鈍くなっていたスイングスピードが戻ってきた」。9月18日の楽天戦(Kスタ宮城)以来の一発に手応えを感じていた金泰均。久々の逆方向への“テギュン弾”に「レギュラーシーズンからCSまでの間に力が戻ってきた」とニッコリ。西村監督も「終盤から良くなってきた」と合格点を与えた。

 逆に、浮かない顔だったのが中日の007。筒井スコアラーは逆方向への強い打球に警戒心をあらわに。「右方向の打球は伸びるね。自分の打撃ができているということだろう」。6月5日のナゴヤドームでは岩瀬から2ランを放った金泰均の復調。「甘い球がいくとやられるね」と筒井スコアラーは脅威を感じとった様子だ。

 西村監督は「打順を入れ替えるかもしれないよ」。最近は下位を打つことが多かった金泰均の打順昇格を示唆。落合竜との頂上決戦の、カギを握る存在になりそうな気配が漂ってきた。 (川越亮太)

 

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