朝鮮日報、テレビ開局へMTVと包括提携

 朝鮮日報が今年12月、テレビの総合チャンネルを制作する「総合編成事業者」に選ばれた場合、韓国と世界の有名芸能人が出演する開局記念コンサートを米系音楽専門チャンネルのMTVを通じ、世界162カ国、5億2000万世帯向けに放送することになった。

 朝鮮日報と世界的なメディアグループ、バイアコム傘下のMTVネットワークス・インターナショナルは27日、香港で開催中の「アジア・ケーブル衛星放送事業者協会」の総会で、放送事業全般にわたる戦略提携関係を結ぶ内容覚書を取り交わした。

 朝鮮日報とMTVは、朝鮮日報が開局を予定しているテレビチャンネルの海外進出に向け、MTVの海外営業網、ケーブル・衛星放送プラットフォームを積極的に活用することで合意した。また、▲テレビ番組の共同制作▲韓国のコンテンツの海外向け配給▲コンサートの共同企画▲朝鮮日報が制作したコンテンツの海外輸出-など多彩な事業を展開することでも合意した。

 MTVは米映画会社パラマウントなどを保有するバイアコムの系列企業。MTVネットワークスのコンテンツは、世界162カ国、33言語で約150のテレビチャンネルやデジタルメディア350社などを通じ、5億2000万世帯向けに配信されている。

 MTVのロバート・バキシュ社長は「MTVと朝鮮日報の戦略的提携は、過去に想像もできなかった創意的で新たなビジネスチャンスをもたらす。朝鮮日報の90年の歴史と韓国メディア市場での影響力を考えれば、朝鮮日報をパートナーとして選んだことは至極当然の決定だった」と述べた。

MTVネットワークス・インターナショナルのバキシュ社長(左)が27日、朝鮮日報のチェ・ウソク海外提携本部長と戦略提携に関する覚書を取り交わしている。/香港=李恒洙特派員

香港=李恒洙(イ・ハンス)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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