新藤監督 反戦への思いを5分以上も語る
舞台あいさつに登場した新藤兼人監督=東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズ
日本最高齢監督の新藤兼人氏が27日、開催中の東京国際映画祭にコンペティション部門に出品された最新作「一枚のハガキ」(来夏公開)の記者会見および公式上映に、主演の豊川悦司、大竹しのぶと出席した。同作は、太平洋戦争末期を舞台に、同僚兵から託された1枚のはがきをその妻に送り届ける男の物語。自らの戦争体験をもとに製作し、引退作と表明している新藤監督は「戦争は家族も悲惨な目に遭わせる。絶対やっちゃいけない」と反戦への思いを、5分以上にわたってスピーチした。
(2010年10月27日)
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