星野新監督の一問一答
冬の装いが目立ち始めた仙台での就任会見で、「燃える男」星野新監督が、情熱的な言葉を重ねて意気込みを語った。
-現場復帰の思いは。
「三木谷会長の情熱と私のユニホームを着たい情熱が合致した。やるからには、歴史のない、新しいチームで、と。野球人はユニホームとの思いがふつふつとわいた」
-楽天の印象は。
「昨年は2位だが、本当の力、地力はまだない。ただ、楽しみな若い選手は多く、これから力をつけると感じている。人づくりと選手づくりをきっちりしながら勝ちに導きたい」
-決意は。
「いろいろ悩んだが、よし、杜の都を熱くさせよう、との思いで空港に着いた。東北を熱くする、それが私の仕事だと考えている」
-単年契約は。
「私は13年間、どのチームでも1年勝負のつもりでやってきた。一年一年が選手との勝負。その積み重ねだ」
-チームづくりは。
「勝つことばかりで愛されないチームもある。東北の文化に染み込ませ、東北の人たちに愛されるチームをつくりたい」
-選手には。
「一人一人レベルアップを図り、想像以上の選手になってこい、と言いたい。若い選手と戦い、ともに成長するのがロマン。やりがいのあるチームだし、おれの腕の見せどころだ」
(2010年10月27日)