３年で１００件“体液入りコンドーム爆弾男”逮捕

　車ですれ違いざまに、歩行中の女性にコンドームを投げ付けたとして、警視庁小金井署は２７日までに、暴行の疑いで東京都昭島市緑町に住む塗装工今井康貴容疑者（４２）を逮捕した。コンドームには自分の体液を入れていた。

　今井容疑者は、同署の調べに対し、「女性にぶつけて驚く様子に興奮した。性的欲求を満たすために多摩地区を中心に３年間で１００件くらいやった」と供述。容疑を認め、余罪も口にしている。

　逮捕容疑は５月２３日午前８時ごろ、東京都日野市日野本町３丁目の路上で、運転していた軽トラックからすれ違いざまに歩いていた女性＝当時（１９）＝の胸を目がけて自分の体液の入った使用済みのコンドームを投げ付けた疑い。

　同署によると、現場は閑静な住宅街の一角で人通りは少なく、今井容疑者は白い軽トラックで仕事場に向かう途中、犯行に及んでいた。コンドームは縛らずに投げていたという。

　女性が目撃した軽トラックや、運転していた男の特徴などから、今井容疑者が浮上。コンドームに残っていた体液と今井容疑者のＤＮＡ型が一致した。

　多摩地区周辺では、昨年８月以降、午前６時から同８時ごろに若い女性を狙った同様の被害が約２０件確認されている。同署は、今井容疑者が出勤途中に同様の犯行を繰り返していたとみて裏付けを進めている。

[ 2010年10月28日 ]