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石井 11・8K―1デビュー!相手はナンセン
K―1ワールドMAX世界王者決定トーナメント決勝戦に参戦する石井
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北京五輪柔道100キロ超級金メダリストでプロ格闘家の石井慧(23=アイダッシュ)が、11月8日に両国国技館で行われるK―1ワールドMAX世界王者決定トーナメント決勝戦に参戦することが26日、分かった。相手は柔道の先輩である泉浩(28=プレシオス)に戦極(現SRC)でKO勝ちしたアンズ“ノトリアス”ナンセン(27=ニュージーランド)が濃厚。総合ルールではなくK―1ルールでの対戦も検討中で、早ければ27日にも発表される。
ついに石井がK―1のリングに立つことになった。今月22日に行われたK―1の記者会見で、谷川貞治K―1イベントプロデューサー(EP)は「スペシャルなスーパーファイトを用意している。皆さん楽しみにしてほしい。近日中にも発表しますから期待してください」と“予告”していたが、これこそ石井の参戦を指していた。
石井は9月22日のDREAM参戦会見ですでに「K―1に出たい」と参戦を希望。同25日のミノワマン戦で勝利すると、一夜明け会見では「ピーター・アーツと戦いたい」と対戦カードまで要望していた。しかし、アーツのGP決勝戦(12月11日)出場が決まったため、夢の対戦は消滅していた。
アーツ戦が消えたことを受け、試合経験を積みたい石井は、今月30日(日本時間31日)にパナマで行われる総合格闘技イベントに出場する予定だった。だが、対戦相手や条件面などが折り合わず交渉はストップ。そんな中、K―1サイドから参戦のオファーがあった。K―1としては世界王者決定トーナメント決勝戦に加えて、K―1に興味を示す石井をリングに上げることでより大会を盛り上げたいとの狙いがあった。石井サイドも大みそか参戦へのステップとして試合経験を積むことができる。両者の思惑が一致し、今回の参戦が実現する運びとなった。
対戦相手に浮上しているのは、キックボクシングの2階級王者で打撃に定評があるアンズ“ノトリアス”ナンセンだ。昨年9月の戦極(現SRC)第十陣では柔道アテネ五輪銀メダリストから格闘家に転向した泉のデビュー戦の相手となり、強烈な打撃を披露し1RKO勝ちを収めた。打撃が発展途上の石井にとっては決して楽な相手ではないだけに、見逃せない戦いになりそうだ。
◆アンズ“ノトリアス”ナンセン 1983年3月12日、ニュージーランド・オークランド生まれの27歳。キックボクシング、ムエタイで活躍しキックボクシングのWKBFクルーザー級、ヘビー級の2階級王者に輝いた。かつてストリートファイトに明け暮れ、連戦連勝していたことからノトリアス(悪名高き者)という異名を持つ。1メートル78、93キロ。
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