白鵬困った！稽古相手の日馬富士が負傷で帰郷

ぶつかり稽古で稀勢の里に胸を出す白鵬
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　大相撲の秋巡業は２６日、岡山県苫田郡鏡野町で行われ、６２連勝中の横綱・白鵬（２５＝宮城野部屋）は小結・稀勢の里と稽古して９勝１敗。大横綱・双葉山の６９連勝が懸かる九州場所（１１月１４日初日、福岡国際センター）に向けて「いい稽古でしたね」と順調な仕上がりをアピールした。

　しかし、その一方で思わぬアクシデントが起きた。例年、九州場所直前の調整で主な稽古相手にしてきた大関・日馬富士（２６＝伊勢ケ浜部屋）が２５日の稽古中に右肩を負傷。「腱板疎部損傷」による「右肩挙上不能」で約３週間の安静、加療が必要との診断を受け、この日から巡業を離れて帰京した。白鵬の宮城野部屋と日馬富士の伊勢ケ浜部屋の九州場所宿舎は同じ福岡県太宰府市内にあり、今年も出稽古する予定だったが、日馬富士は初日直前まで稽古できない見込み。

　予期せぬ形で場所前の稽古相手を失った白鵬は「でも、頑張っていきますよ」と気丈に振る舞った。しかし、例年とは違う調整方法を練り直す必要があり、６９連勝に向けての“調整プラン”が崩れたことは事実だ。

[ 2010年10月27日 ]