サブカテゴリー

PR:

王さん、文化功労者受章!「野球に感謝」

文化功労者に選ばれ、喜びを語る元プロ野球選手・監督の王貞治氏
文化功労者に選ばれ、喜びを語る元プロ野球選手・監督の王貞治氏
Photo By 共同

 政府は26日、2010年度の文化功労者にプロ野球ソフトバンク会長の王貞治(70)、漫画家の水木しげる(88)の両氏ら17人を選んだ。王氏は「野球の楽しさ、素晴らしさが私を野球一筋に打ち込ませてくれた」と野球に感謝した。

 「世界の王」と呼ばれ、国民栄誉賞も受賞している王氏は、巨人の先輩・川上哲治、長嶋茂雄の両氏に続き、球界から3人目の受章となった。

 プロ野球歴代最多の886本塁打。ユニホームを脱いだ後も野球界の発展に尽くしてきた功績も評価された。

 「(選出は)思いもよらなかった。川上さん、長嶋さんと同じように評価されて光栄です」

 高校、プロ野球とスター街道を歩み、川上、長嶋両氏と同じように巨人の監督に就任した。だが、84年から3年間でリーグ優勝1度。成績不振で辞任した。ここからは別の道。95年にはダイエーの監督に請われ、当時は「都落ち」とも言われた。だが、14年間で3度の優勝、2度の日本一。「私の好きな言葉は“七転び八起き”。順調な人は歯車が外れた時、道を間違える」。現役時代も才能が開花したのは4年目。脚光を浴びる土台にはいつも苦労があった。

 現在ソフトバンクの球団会長として編成トップに座る一方で、野球を全世界に普及させるためにも力を注ぐ。理事長として90年には「世界少年野球大会」を開催。「また五輪種目に戻れるように野球の組織を広げる作業をしたい」と話す。

 06年には胃の全摘出手術を受け、健康には注意を払っているが、野球への情熱は衰えを知らない。「1つの道に打ち込んでやってきたことが、認められたんだと思います」。野球道を追求するその声は野太く、力強い。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年10月27日 ]

PR

関連ニュース

読み込み中..

関連写真

読み込み中..

ニュース

注目オークション


クイックアクセス

スコア速報

特集

選手名鑑

オススメ

スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲