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佑ちゃん争奪戦にソフトバンク参戦!“三つ巴”に

ドラフト会議でソフトバンクが早大・斎藤を1位指名する可能性が急浮上
ドラフト会議でソフトバンクが早大・斎藤を1位指名する可能性が急浮上
Photo By スポニチ

 ソフトバンクが28日のドラフト会議で、早大の斎藤佑樹投手(22)を1位指名する可能性が急浮上した。これまで地元・福岡出身の早大・大石達也投手(22)を1位候補に挙げていたが、手薄な右の先発投手を補強ポイントとするチーム事情から斎藤獲りに参戦することを球団幹部が強く示唆した。ロッテとヤクルトの一騎打ちとみられていた斎藤争奪戦が急転、三つ巴の様相を呈してきた。

 スポニチ本紙の取材にソフトバンク球団幹部は「現時点で名前が挙がっている2球団以外になければ、いく価値はある。抽選のリスクは低い方がいいに決まっている」と斎藤の1位指名を強く示唆した。

 ソフトバンクはかねて地元の福岡大大濠時代から調査を続けてきた早大・大石を1位指名候補としてきた。しかし、ドラフト直前になり大石人気が急騰。ソフトバンクを含めると最大7球団の指名が重複する可能性が出てきた。そこで浮上してきたのがヤクルト、ロッテの2球団が指名予定の斎藤だ。チームは即戦力投手の補強が大前提。別の関係者が斎藤について「マウンドや試合を通じての修正力や、多くの大舞台を踏み結果を残してきた経験値は魅力」と話すように、大石と同じく最大限に評価している右腕が3分の1の確率で交渉権を手にすることができるのは大きな魅力だ。

 さらに、先発右腕の獲得はここ数年のチームの補強方針にも合致する。今季は左腕の和田が17勝、杉内が16勝を挙げたが、右の先発はホールトンの8勝が最多と右腕不足は深刻。07年の大学・社会人ドラフトで大場、同高校生ドラフトで岩崎、08年には巽と立て続けに1位で右腕を指名したが、今季は3人とも未勝利。右肩痛を抱える斉藤、新垣ら実績のあるベテランも復帰の見込みは立っていない状況。東京六大学で現役最多の通算31勝を誇る斎藤がローテーションに入って活躍するチャンスは十分にある。

 早実の大先輩にあたる王球団会長の存在も斎藤の1位指名を後押しする。4月25日の早大―明大戦を視察した際は登板しなかった斎藤について「制球がいいし、打者心理も読めて試合をつくれる」と高い評価を口にしている。その王会長が出席するドラフト当日の編成会議で、他球団の動向も見据えながら最終的な判断が下される。

 運命のドラフトまであと1日。ソフトバンクの最終決断に注目が集まる。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年10月27日 ]

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