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売却先あるのか…手を引く意向のTBS、リミットは11・30

 プロ野球横浜の球団売却をめぐって、TBSホールディングスと住生活グループとの交渉が27日、決裂した。野球協約は、原則として新規球団には参入するシーズン前年の11月30日までに12球団などで構成する実行委員会とオーナー会議の承認を求めている。TBS側がこれから新たな売却先を探すとしても、時間的には厳しくなった。

 10月1日に売却検討が表面化して以降、横浜の若林貴世志オーナーは「今シーズンで終わらざるを得ないのは残念」と球団経営から手を引くことを前提にした話を繰り返してきた。実際に今季、フリーエージェント(FA)資格を取得した主力選手の内川聖一、村田修一両内野手との交渉もストップしたままだ。

 先行きが不透明な中で、選手には不安が広がっている。3年連続最下位と、ただでさえ低迷しているチーム。このままTBSホールディングスが経営を継続したとしても、厳しいシーズンが待っている。

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